君たちはどう生きるのかい?
「おっさんずラブ-リターンズ-」というドラマが大好きです。
でも、今回はその内容ではなくタイトルのお話です。
第7話のタイトル、
「君たちはどう生きるのかい」
に心を持っていかれました。
もちろん、
「君たちはどう生きるか」(書籍、映画)
がもとになっているタイトルですね。
でも、
君たちはどう生きるか
君たちはどう生きるのかい
この「の」と「い」があるとないではまったく受け取る印象が違う! とびっくりしたのです。
君たちはどう生きるか
かなり、覚悟を試されている気がする。
君たちはどう生きるのかい
ねぇ、どう生きたいの? とゆるく聞かれている気がする。
これにさらに「?」をつけてみましょう。
君たちはどう生きるか?
さらにしっかり考えて答えないと許されなさそうです!
でも、
君たちはどう生きるのかい?
だと、ユーモアすら感じます。
親しみやすい人生の先輩から、にこやかに問いかけられているような。
緊張することなく、
「そうですね…自分でもまだわからなくて」
と素直に本音を言えそうです。
たった2文字でこんなにも、ニュアンスが変わってしまう日本語っておもしろいなぁ…。
この2文字や「?」「!」をつけたり外したり、それぞれどう伝わるのか考えたり。
文章を書くのってやっぱり楽しい、と改めて思いました。
そして、もし若者に問いかけるとしたら、
「どう生きるか?」
より
「どう生きるのかい?」
とたずねる年配になりたいな、とも思いました。