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動画編集者がAIに淘汰される理由と対策方法

こんにちは、生ハム帝国です。

筆者の主な活動:動画編集講師(生徒数4000人)、ディレクター、複数YouTubeチャンネル運営、オンラインスクール運営

昨今まことしやかに囁かれていること。

「動画編集者はAIに淘汰されるのではないか」

結論から言います。単純なプログラムで代替できるような超単純業務は淘汰されるでしょう。

この記事を開いている皆さんは不安に思っているかもしれませんが、僕はそうでもないです。

なぜなら対策を知っているから。知らないからこわいんです。暗闇と同じ。

ここでまず理解しておきたいのは、淘汰されるのは一部編集者だということ。そして多くの編集者は生き残るということ。早い話、後者になればいいんです。


AIに淘汰される動画編集者とは

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これから話す業務は極力やらないでください。やるとしても本当に最初の最初だけでいいです。

▼AIに淘汰される業務▼
・超簡単カット(誰でも出来るような単純に無音部分を消すだけのカット)
・簡単なテロップ入れ(ただそのまま文字起こししたようなテロップ)

たまにクラウドソーシング系サイトにこういった超単純作業系の案件が流れていることがありますが、あれらはいずれAIが代替するようになるでしょう。

上記のような作業は誰にでも出来ますし、機械にもできます。

ただありがたいことに、それだけではYouTubeやメディアは伸びませんし、収益をあげることはできません。つまり動画編集者が身につけるべきは「単純な編集ソフトの扱いだけでなくその先の編集スキル」です。

AIに負けない動画編集者

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さっきの話をもう少し詳しく言うなら「クライアントが収益をあげるための編集」ですね。

YouTubeで言うなら
・再生を稼ぐ編集
・おもしろい編集
・最後まで見てもらうための編集

ここまで出来るAIはありませんし、それは今後もそうでしょう。

AIはプログラムで完結できるような事しかできませんし、人間のように細かいニュアンスを捉えることはできません。

編集は一見単純なように見えますが、実際には言語化さえ難しいような微妙なニュアンスのもので構成されています。

なんせ人から人に指示を伝達するのでさえ中々うまくいきませんからねw

ちなみに上記のような編集を学びたい方は下記の講座がオススメ。僕が講師を務めているオンライン動画型講座です。

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https://yukisako99.com/l/c/3kaOCtZa/cc1geDGw

既にAIが淘汰した業務

そして余談ですが、淘汰は既に起こっています。

それでは実例をあげていきますね。

動画編集者御用達のソフト、Photoshop。この中には読み込んだ画像の中から人物を認識し選択してくれる「被写体選択」という機能があります。

これによって多くの編集者はサムネイルや素材を作成する際に人物の切り抜きにかかる時間を大幅に短縮させています。

簡単に言うと、
以前はマウスでカチカチ人物を選択

現在はワンクリックで人物を選択

こんな感じ。この機能は多くの編集者にとって恩恵を与えると同時に、一部の人間の仕事を奪ったかもしれません。

もし「画像を手動で1日中切り抜く」という仕事があったとしたら、それはAI機能によって淘汰されたはずです。

実際にこういった業務をしている人間がいたかどうかは分かりません。が、いわゆる単純なプログラムに代替されるような単純業務は遅かれ早かれ無くなると考えるべきだと思います。

滑舌VS機械の耳

これもう更に余談なんですが、このまえ自動文字おこしアプリを使って動画を撮ってみたんですよね。で、その結果ものすごい聞き間違いをされて。

「動画編集」って言ったつもりが「メイド顔射」に変換されました。結果的には面白かったし良かった。

ただ、当たり前だけど滑舌が悪いと流石にどれだけ精度が高かろうと機械でも無理だなと思ったんですよね。

それこそ人同士でも相手の会話が聞き取れないことなんて日常茶飯事じゃないですか。だから完ぺきにAIが人を淘汰することはなくて、人が良い感じにAIを駆使して快適に作業できるようになる、くらいのもんだと思ってます。

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