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季節オブお節

「もう早いもので、こんな季節になりました。そう、お節です。」

というメールが来て、急に寂しくなった。

独り身にとって怖い季節だ。クリスマスからの正月。やめて、来ないで?独りですよ?

独りは独りでも彼氏がいない独りでもあるし、両親がもういないという独りでもある。

この前、夢を見た。実家に帰る夢だった気がする。起きて気づいた。もう自分には帰る実家が無いんだと。なんだか重い話だ。

父が亡くなった3年後に、母が癌で他界したのは2年前。最後の2年弱は抗がん剤治療をしていたので、同居していた。

お節は一緒に2回食べた。1つは母が好きだと言ったデパートの和風お節。もう一つはワタシがセレクトしたイタリアんの洋風お節。珍しい、美味しいと食べてくれた。

お節と聞いて、母との思い出が蘇ってきた。

もう2年も経とうというのに、時間が癒してくれるどころか、もっと寂しくなる。

みんなこんな思いをしてるのかな?

良い歳して寂しいなんて誰にも言えない。

でも、ここでは言いたい。

寂しいよ。

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