生きるのが楽しくなったらアメリカ民謡研究会の門を叩け
あなたはアメリカ民謡研究会を知っていますか?
轟音に合わせボカロやボイロが歌ったり話したりするという曲を作るサークル?です。恐らく
アメリカ民謡研究会の曲は聞いていると冷たい水をぶっかけられたような錯覚に陥ります。
歪んだギター、タイトなドラム、ノイズにまみれたベース、あくまで冷淡なボーカロイドたち。もしくは優しいシンセサイザーと拍手、オーディオトラック。
そして生きるという同じことを繰り返し生活することの虚無さ、諸行無常さ、そんなことを謡うのです。
私が思うに人間は浮かれているときよりうちの殻へ閉じこもっているときの方が生きている意味があると思います。何言ってるんだ?
とにかく陽気な気持ちを削いでくれる一つの手段がアメリカ民謡研究会です。
アメリカ民謡研究会の曲には例えば自分だけ置いて行かれる寂しさ、出会った人や感情もいつかなくしてしまう無常感、焦り、不安、そんなものが詰まっています。仄かな希望もあるかもしれません。
そしてそれらの感情はボーカロイド目線の話のようにも思えます。
しかし別に明言しているわけでもないので私の妄想かもしれません。妄想です。
何だか現実のことを当たり前のように憂うボーカロイドってVtuberの真逆のような感じがしませんか?当たり前のように仮想空間の話をする人間。
何言ってんだ私は。
中学生の時に担任の先生から
「こいつは現実と妄想の区別がつかない。」
と言われ当時は大いに気に病みましたが今では納得できます。
何の話でしたっけ。
ああそうそう。
アメリカ民謡研究会の楽曲は実験的な、現代の音楽(特にボカロシーン)へのアンチテーゼ的な楽曲も多く、「いまいちボカロは好きになれないんだよなぁ」という方も楽しめるかと思います。
また結月ゆかり等の読み上げソフトもかっこよく使っていてなんかエモいですよ。ボイロにギャップ萌えします。
音だけでなく読み上げる歌詞?詩?も素敵です。
暗示的で抽象的で分かりにくい。わかりにくいからこそ其処には解釈の余地が生まれ思考をめぐらすことが出来ます。
いつもは腰へこしたりなんか悪いことしたりしているずんだもんもアメリカ民謡研究会では私の心を揺さぶります。綺麗な声。悲しいね、ずんだもん。
あんまりアメリカ民謡研究会を聞きすぎると不安定になったり安定してしまうのでこの辺で失礼します。
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