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家業のためにできること

家業を継ぐ継がないどちらの立場であったとしても、家業が「好き」とか「長く続いてほしい」などの思いがほーんの少しでもあったなら、それはかならず家業にとって力になると私は思っています。だって、継ぐ継がないに関わらず家業を「思う」ことは自由なんだから。

そういう私はというと継がない立場で家業を手伝ってます。
でもね、やってみて思いました。家業を「思う」ことはいくらでも勝手にできるし、家業をより「知ることができる」立場にあることを。

会社に勤めてるのと同じで、どうしたら自分自身やチーム、事業が良い方向に進めるか妄想するのは勝手にやったって誰も怒らない。それは家業だって同じ。
加えて、家族との会話でそれとなーく家業について聞きだすこともやっぱり家族ゆえの特権としてあると思うんです。それに、多分家業を営む親は家業について聞いてくれたり、興味を持ってくれたりすることは言葉に出さなくても嬉しいと思うんです。(こういうの素直じゃないよねー、親って。もっと頼ってよ、いつまでも子供じゃないんだぞって思ったりしてね。まぁ我が家はこういう話をすると親の顔はちょっとほころぶので嬉しがってるのはお見通しなのですが。笑)

社会人になってあまり家業に触れず、どんどん家業と距離ができる人も多いと思います。(社会人の10年くらいってなんて早いんでしょうね。社会人としてのキャリアを築いてきたと思ったらもう30歳過ぎ。親は年をとっていよいよ家業どうするか問題を感じるけど、その頃にはとてつもなく家業と距離があったり。。。)
でもね、勝手に家業について妄想したり、聞きだしたりすることを続けていくと案外あっという間に距離が縮まっていくんじゃないかなと感じたんです。
そして、徐々に家業について意見を求められたり、妄想が現実に近づく足掛かりが見えたりするんです。頼ってくれるとこちらも嬉しくなったりするし、家業ではなく別のフィールドでの経験があったことで意外と家業にとっては新鮮な視点と捉えてもらえて、それが自分の自信になったり。

継ぐにしても継がないにしても家業に対して少しでも思いがあれば、かならず力になれます。だってそうした思いは家業のところで働いてくれている従業員さんたちすらも持っていない、娘(息子)だからこそ持ち合わせているものなんだから。

なので、勝手に自由に思うがままに家業について思いをはせましょー。そして、うまーく聞き出して親や先代に気持ちよーく家業について語ってもらいましょー。家業一本でやってきている先代はきっと熱がこもっているし、そんなに仕事に熱がこもっている人ってなかなか簡単に出会えないと思います。そんな素敵な人が身近にいることに感謝して、そんな人たちとぜひ素敵な時間をともにしてみてください。


と、ちょっと最後はえらそうな感じでつづってしまいましたが、家業について取り組む時間は私にとってとても素敵な時間です。
家業があったり、少しでも立場の近い人や共感してもらえる方にそんな素敵な時間がたくさん増えますように・・・!


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