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ビートル大好き

小さい頃の夢のひとつだった「ビートルに乗りたい!!」
その夢は約30年後にようやく叶った。

最初の子はどんぴしゃ「黄色いビートル」走行途中にエンジンが止まってしまうほど乗り倒し泣く泣くお別れをして、今は二代目である。
家族内では「びーちゃん」と呼び溺愛し、ショッピングセンターの駐車場を見まわし「やっぱうちの子が一番かわいい」という親バカぶり。

うっかり可愛いミニやフィアットに目を奪われてしまったときには「ごめんねごめんね、絶対浮気しないからね~」とボディを撫でまわしている。

正直運転し辛い車だし、思ったより車幅があり太っている。燃費も良くはなく餌代も結構かかる。

でもでっかいお尻にぱっちり目、雪が積もったときにはまるで「おにぎり」になってるし、時々横断歩道を渡る幼稚園児に「わーい」と手を振ってもらえたりする。

本当に幸せだ。こんなに自分の車が愛しいものだとは知らなかった。

そんなビートルが2019年を持って販売終了となった。点検のためにVWのディーラーに行ってもあのコロンとした姿はどこにもなく、つまらん限りだ。

今年のモロゾフの企画商品「VWビートルチョコ」
デパートのバレンタイン特設売り場でやっぱり素通り出来ずに、自分のために結局買ってしまった。

この純粋に「大好き」の気持ちをずっと持ち続けるために一生ビートルに乗ろうと思う。自分の中の童心をなくさないために。


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