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言葉の落とし穴

ふとなぜか、サイコパスと言う言葉が頭をよぎったわけですが。

そこから、いつも通り思考がギュギュンと動き始めまして。

そういえば、言葉に対しての意味を知らないまま上辺で知ったかする人多いよなぁ…

という風に回ってしまったので、そういう部分から感じ取れる、観測ができる部分というのを触れてみようかな、と思ったところでございます。

うん。

HSPにしろ、NEETにしろ、うつ病にしろ、オタクにしろ…

日常的に誤用される慣用句や諺、四字熟語とかならまだしも、誰がそう言い出したかわからないのを流されるかのように使ってしまい、妙なイメージを定着させるってのは、いい加減直さないといけないんじゃないかなぁ、と思います。

そんな感じで、今回はサイコパスって言葉と合わせて誤解されがちのシリアルキラーと言う言葉に触れてみようかな、と思います。

※注意

如何せん扱う言葉が言葉だけに、表現には注意を払いますが、場合によってはトラウマを刺激したり、不快感を覚えるという事もありえますので、ご注意くださいませ。

ということで、いってみましょう。


サイコパスと言う言葉

こうね。センセーショナルな事件が起こったり、そういう話題を目にすると簡単に、

「サイコパスじゃん」

とか言う人いますけど…

ぶっちゃけ、サイコパスってそんな簡単ではないです。素人目に、サイコパスじゃんなんてのは、言葉だけが先走ってしまい日常的に見られてしまうことから勘違いしてることが殆どです、よ。

どちらかというと、うつ病や不安障害、適応障害、発達障害などの所謂しられてる、有名どこの精神疾患に比べると比較的認知が及んでないパーソナリティ障害の方に近いと言うか。

とはいえ、現在までに定義されてる精神疾患にも該当せず、それでいて精神的な病質であろうものは持っているとされる人という、中間とかその位置にいるような人という感じですかね。

時折、著しい、著しく共感が欠如してる人というのは見かけたりもします。

というのも、何らかの共感が働けばそんな異常な行動はとれねーよ!ってのを平気でやってしまう、というような人に当てはめられうことも多いですしね。

人だろうが動物だろうが、痛みを感じれば声も上げる、傷や出血があれば痛々しくて目にしてられないというのが、割と普通の反応だと思います。

ただ、そういう行動に対しても、共感性の欠如よりも、何らかの怒りや不満が強すぎてそのの解消のために…というタイプも居ると思うので、その人の共感性が欠如してるだどうだなんてのは、詳しく調べないと分かんないんですよね。

それなのにまぁ、その言葉知ってるからと、

「それはサイコパスだ!」とか、冗談でも「あの人サイコパスかも」「自分はサイコパスかも」なんてのは、おへその上で茶が沸くどころか、沸騰の勢いで蓋が吹っ飛びますわよ。個人的にはそんな感じで見てたりします。

普通に、おかしいとか、異常性が高いとか、そういう言い回ししとけばいいのに、語呂とかアウトローなカッコよさみたいな部分がついてしまったからか、サイコパスだってのは、ほんとね。

知ったかぶりが過ぎてて、寧ろ恥ずかしい事だし、恥ずかしいからこそ押し通そうとして必死になって自爆してる人を見かける事が増えてたりもします。うん。


シリアルキラーと言う言葉

これもねー。調べればすぐ出てくると言うか。

とある事件の犯人に対してFBIが提唱したのが始まりで、ある種の猟奇的な犯罪を犯した人に、そういう言葉が使われるようになったという背景があります。

そういう背景だけでなく、FBIが提唱しただけあってシリアルキラーとされる条件や、シリアルキラーの動機がどうあるとか、ちゃんと設定されててそれに基づいて、シリアルキラーと呼ばれるのが実際の所だったりします。

そういうのを知った上で、使ってなかろうがよ!

という感じで、シリアルキラーなんかも知ったかで言ってると、すっごく恥ずかしい言葉なんですけどね。

なんかこう、めちゃくちゃ凶悪な犯罪犯したから…って、

( ゚Д゚)ハァ?する事は個人的にあるあるだったりします。

「サイコパスだ!」→「ちげーよ、ふざけんな。」→「じゃ、シリアルキラーだ!」→「何言ってんだ、言葉の意味知ってんの?」→沈黙

そもそも、シリアルキラーってのはFBIが提唱したもので、それが日本に取り入れられて、日本でも心理的欲求を満たす猟奇的犯罪者をシリアルキラーと呼びます、みたいな流れないですから

言葉が伝わって来て知られて日常会話で使われてたとしても、そういう扱いを実際にしてるかどうか?も肝心だし、情報規制という部分もあるので全部がそうとは言えませんが、センセーショナルな話題性大好きな日本であれば、普通にシリアルキラーだ!は目にする、耳にすると思います。

なので、個人が勝手に言うのはまぁ、構わないとは思いますが、何も知らずに使ってると知ってる人からは突っ込まれもするのでね。

注意した方が良いと思います。


言霊という概念から

元々、言霊という概念が在り、言葉には何らかの霊的な力が宿るというような考え方があるのも日本ならではなので。

言葉に宿した力が現実に作用する、というような考え方で、祝詞の読み間違いには凄く厳しかったり、忌み言葉というようなその言葉を使わない方が良いという今でも残るほどに影響を与えたような概念なんですよね。

また、一言主(ひとことぬし)という言葉そのものが神格化された神様が居たりもするんですね。

そういう感じで、結構昔から言葉に対しては、何らかの姿勢や考え方、使い方をしてたのが日本人なわけなのですが…。

どうしてこうなった...

ほんと、どうしてこうなった、なんですよ。ここ最近強いの。

元々、私自身も言葉に対して凄く反応しやすいという部分があり、そこには感受性も絡んでるので、自分で制御してないと片っ端から言葉の揚げ足取りに行ってしまうくらいです。

なので、幼少期は災いになったし、口は禍の元というのは、口うるさく言うタイプだったりもします。

また、私に対する「お前は真面目過ぎる」という部分には、そういう言葉に対する自身の姿勢のアレコレも多分に含まれてるんですよね。

ホントね。

何で自分はこんなに細かく、言葉の端々にすら反応してしまうんだ?ってくらいにあります。悩み過ぎず、でも時折考える程度ですが。

うん。

言霊の考え方として、言葉には霊的な力が宿って現実に作用するというのがあるのですが、これは言葉として口に出そうものなら、それをどんな形でも他者が受け取る事で、反応を示すという形では現実に起こってるとも思うんですよね。

それこそ口は禍の元が示すように、迂闊に発してしまえば自分に跳ね返ってくるという感じで。

うーん。

ほんとね。少し前に就労支援の相談員さんに身の上話としてたら、時代と人生が逆行してますよねとか、軽く笑いながら言われもしたんですが、それ以降時間が経過する程に重くのしかかるというか、自他関係なく良くも悪くも逆行してるなぁって実感させられてるというか。

幼いが故に人の世の道理がわからず、ストレートに言い過ぎて跳ね返る経験をするだけでなく、そういう失敗を学びにして、失敗する度に自分を戒めたりもしてたわけですが。

今の時代って、言論の自由だ、表現の自由だは良いけど、ほんと好き勝手どころか、意味を知ろうとすらしないまま言葉を無責任に使ってるよなぁ。

んー?これって、前に言われた...。あれぇ?


あとがき

ということで、思い付きから勢いで書いてみました。

今回触れた言葉は、とあるVtuberさんの配信を見てて実感してた事を掘り起こして記事にしたのですが、言葉その物に対しては、ホントこうその時々、色んな場面や状況下で、相当に感じさせられるっていうんですかね。

最後の方で書いた、あれぇ?な話も、偶然で片づけたいんですが、その他色々と偶然が重なり過ぎてるというだけでなく、それ以上の何かしらで偶然には出来ないという感じで、これまた自分が偶然を受け入れ切れないという感じで。

なんともはや、困ったなぁ...という様な状態だったりもします。

まぁ、ね。

言葉に対しては不思議と反応しやすいというか。

ニートって聞くようになった頃も、あまりにも使われ方に違和感を感じてしまうので調べてみたら、おいおいおいというか、やれやれというか。

ホントこう、外来語は流石に意味調べて使いましょうよとは思いますが、どうしても面白さや話題性に流される人が多いし、その深い所=無自覚とか無意識の部分では、ストレスの発散狙いだったり、蔑みみたいなのが隠れてるというのも感じ取れてしまうんですよね。

なので、個人的には、

無自覚の悪意、無意識の悪意というような表現を自分の中だけでしてたりします。と言いながら、出しちゃいましたけどね。

そこまで言わなくても、少し突けばすぐさま「そんなつもりはない」が色んな人の口から出てくるし、そういう言い方をすれば私みたいなタイプは「じゃあどんなつもりなんだい?つもりって事は、意識、意思があるっていう自白でもあると思うのだけど」っていうね、返し方をするんですよ。

つもり=そうと意するところという意味ですからねぇ。

うん。

束縛されないのもいいんだけど、因果応報という言葉もあるわけで。

因果応報=一切、自らの原因によって生じた結果や報い。

一切=すべては、自らが原因になる事での結果や報いなんですよ。それが嫌だっていっても、言葉を口に出したり、文字にして発するという行動を取った結果なだけなんですよね。

その結果を見ないまま、他者に責任転嫁するだけでは、いつまで経っても自業自得し続けると言うかなんというか。

うーん。

こういう事言ってるから真面目過ぎだとか言われるのかもしれない。

ムツカシイ。

ということで。

流石にね。サイコパスだ、シリアルキラーだなんてのは変に定着されて、イジメだからかいだの言葉で使われてしまうのは、流石に御免被るのですよ。

という事で。

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