見出し画像

沈んだ心は、気持ちの重ね塗りでリセットを

不意に心がぐっと沈んでしまうこと、きっとあなたにもあったはずだ。

例えるなら、暗くよどんだ底なしの沼。
一度足を取られるとバランスを崩してしまい、もがけばもがくほど深く沈み込んで抜け出すことが難しくなる。

未曾有のパンデミックや荒々しい社会情勢、忙しない日常。
多くの不安や焦りに飲み込まれそうになる現代に、心の適切なリセット術を心得ておくことはあなたの人生を楽にしてくれる。
これは私個人の経験から得た処方箋なのだが、「幸せホルモン」を上手に引き出す気持ちの重ね塗りというものをオススメさせてほしい。

心を蝕むものの正体

現代社会はとにかく刺激が多い。
穏やかに過ごそうと思っていても、嫌ほど流れてくる情報に身動きを奪われ、心の自由を失ってしまう。
職場や友人関係、家庭、さらには見ず知らずの人の言葉で溢れているインターネット上のテキスト。
社会生活のあらゆる場面において、私たちはプレッシャーやストレスを浴び続けている

本来小さな刺激だったとしても積み重なると無視できない存在となる。
蓄積されたストレスや疲労は雪だるま式に大きくなり、やがて疲労や身体の不調となって現れる
(反対に、体調不良からメンタル不調に繋がるケースも稀ではない)
心身のヘルプサインに構うことなく無理を続けていくと、最終的には重大な病を引き起こし、セルフケアだけでは回復できない状態になってしまうことだってあるのだ。

ではそんな沈んだ心をリセットするにはどうすればよいか。
冒頭で触れた私の処方箋を試すには事前準備が必要だ。

まずは自分を許すこと

ストレスというものは、ときに心の余白を消してしまう。
視野が狭くなることで、ネガティブ思考から抜け出す術が見つからず、憂鬱な気持ちをどんどん増幅させてしまうのだ。

「なんでこんなこともできないんだろう」
「なんて私はダメな人間なんだろう」

そんな言葉がリフレインして心が沈みゆくのに気がついたときは、一度立ち止まって。
まずは自分自身を許すことから始めてほしい。
できないあなたもダメなあなたも、ありのままの姿を受け入れてみると、少しだけ気持ちが軽くなるのが実感できると思う。

「気合と根性」なんて精神論が通用しないことなんていくらだってある。
「いいじゃん、うまくいってなくても。ストレスに負けちゃう私も可愛いじゃん」くらいの言葉を自分自身にかけてあげれば、本来あなたが持っている心の浮力が目を覚ましだすのだ。

気持ちの重ね塗りって?

事前準備が整ったら本題の気持ちの重ね塗りに入っていこう。
ズバリ、私の提唱する気持ちの重ね塗りとは……
とにかく気の向くまま、何かに没頭すること!

人間には、元来「ネガティビティ・バイアス」といって、無意識的にネガティブな情報に注意を向けてしまう性質があるといわれる。
(参考:錯思コレクション100
これにより、意図せずネガティブ思考に飲み込まれてしまうのだ。

そこで有効なのが、気持ちの重ね塗りによる心のリセット術。
ネガティブ思考が戻ってくる隙を与えずに、他のことに熱中してしまおうというわけだ。

自分を許すという事前準備をしたことで、心の望むがまま行動しやすくなっているはず。
そしてこれから紹介する方法を試せば、3つの「幸せホルモン」もきっとあなたを手助けしてくれる。

食べたいものを思う存分食べる!

沈んだ心に気付いたとき、私が真っ先に行うことの一つが、思いっきり食べたいものを食べること。
ダイエット中?栄養バランス?
心のブレーキになるようなことは一旦忘れてしまおう!

背徳感を捨てて、とにかく自分の思うがままに大好きな食べ物を頬張ってみて。
舌先から感じる豊かな味わいに触れながら、満足するまで自分の食欲に真摯に向き合うことほど贅沢なことなんてそう多くはない。

重要なのは、食事の時間を家族や友人など大切な人と共有すること
「幸せホルモン」の一種であるオキシトシンは、心を許せる人々とのだんらんやスキンシップから分泌され、幸福感を高めたり不安を和らげたりする効果があるといわれている。
(参考:朝日新聞Reライフ.net

たらふく食べて大切な人との時間を楽しめば、お腹も心も満たされるはず。
沈んだ気持ちをリセットして、明日への活力を取り戻そう。

天気のいい日に外に出かける!

日々のあらゆる事柄に忙殺されて、本来大切にしていた一人の時間を失くしてはいないだろうか?
たまには自分の好きに過ごす時間を、自分自身にプレゼントしたって罰は当たらない。

私は月に一度か二度、数時間だけでも一人で過ごす時間を作るように心がけている。
感染症対策をバッチリ整えて、太陽の光の下で散歩を楽しむのだ。
見慣れた街並みでもじっくり景色を眺めると、新オープンのお店に気付けたり、季節の移り変わりを肌で感じたりとたくさんの発見がある。

日光の下で適度な運動をすることで、気分を清々しくしてくれるセロトニンというホルモンが分泌される。
生活のリズムも整えるためにはできれば朝の散歩を習慣づけたほうがいいようだが、無理ない範囲で取り入れるだけでも、気分転換には役に立つ。
(参考:ダイヤモンドオンライン

学びの場に飛び込む!

視野が狭まり凝り固まった思考を解きほぐすのには、新たな学びを得ることも有用な手段だ。
私が入会しているキャリアスクール「SHElikes」では、Webデザインやライティング、マーケティングなど、全29種類のコースがオンラインで学び放題。
パソコン一つでキャリアを築く実用的なスキルを身につける事ができる。

私が現在メインで受講しているのはライティング。
コース動画で知識のインプットをし、テーマに沿った課題でアウトプットをし、さらにその道のプロである講師からフィードバックを得てスキルを磨く。
新しい世界に飛び込んで、知識やスキルが確実に自分のものになっていく感覚は爽快そのもので、達成感で心が満ちていく。

この「爽快感」や「達成感」というものが3つ目の幸せホルモンに大きく関わってくる。
「目標を達成する」という行為はドーパミンというやる気や達成感を生み出すホルモンの分泌に役立つといわれている。
(参考:朝日新聞Reライフ.net

さらに「SHElikes」では学習面に加え、キャリアやプライベートなど、あらゆる側面での目標立てと達成度合いの確認を行うコーチングの場が設けられている。
月に一度受講生3〜4名とコーチが集い、それぞれの現状とゴールを確認し再スタートを切ることで、高いモチベーションを保ったまま学習を継続することができるのだ。

質の高い学習に没入することで、心を達成感で満たして持ち上げていくことができる
随時無料体験レッスンも開催しているので、学びの機会を設けたいならぜひ一度体感してみてほしい。

沈んだ心が見えなくなるくらい、何度も塗り重ねよう

気持ちの重ね塗りに大切なのは、「沈んだ心が見えなくなるくらいに目の前に没頭する」ということ。
くすんだ心のキャンバスに、自分を許すことで下地を作り、夢中になってカラフルな絵の具を何度も塗り重ねていけば、目を奪われるような美しい絵になる。

「最近心が浮かないなぁ」と感じているあなたへ。
気持ちの重ね塗りで沈んだ心をリセットして、今日よりももっと幸せな明日を歩もう!


※2022年8月度 SHElikesライターコンペ応募note
画像出典
https://unsplash.com/

この記事が参加している募集

私のイチオシ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?