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現実逃避して妊娠検査薬4本消費した結果がちょっぴりつらかった。

生理がこない。


え、妊活1周期目でもう妊娠?
タイミング、2回しか取ってないのに?

そう思い、消費した妊娠検査薬は4本。
(手元にあった分を使い切ってしまって、1度買い足した)

結果は全部、まっしろけっけだった。


うそん。
もう生理予定日から42日だよ?
こんなに遅くなるの、妊娠したとき以外ないのに。

でもまぁ、確かに吐き気もないし頭痛もないし、いわゆるつわりらしき症状が何も見られない。

じゃあ何よ。

そう思って婦人科を予約した。

あぁ、やっぱりか。


「多嚢胞気味だね」

エコー診察を終えて診察室に戻り、先生からそう告げられた。
やっぱり、お前だったのか。

多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)は卵胞の成⻑が途中で止まり、たくさんの⼩さな卵胞(嚢胞:のうほう)が卵巣内にとどまってしまう病気です。
(中略)
卵胞が育たず定期的に排卵が起きないため、⽉経周期に異常(無月経、希発月経)があらわれ、不妊の原因にもなります。

あすか製薬株式会社 HPより

多嚢胞性卵巣症候群たのうほうせいらんそうしょうこうぐん、通称PCOSピーシーオーエスの診断は、前にも受けたことがあった。
3年前、息子を授かる前の妊活でなかなか授からず、不妊治療クリニックを受診したときだ。

不妊の原因はさまざまで、女性側に要因があることも、男性側にあることも、あるいは男女ともになんらかの要因があることだってある。
私たち夫婦の場合は「男女とも」の方で、私が抱える要因というのがPCOSだった。
(夫の話は、またいつか別の場所で……)

卵ちゃん、出ておいで


女性が一生で排卵する卵子の数というのは、お母さんのお腹の中にいるころから決められているらしい。
その後年齢とともに排卵を重ね、だんだんストックが減っていくわけで、その質というのも少しずつ変化していく。

残りの卵子の数が少なすぎるのも不妊の原因になるけれど、卵が出ないというのも立派な不妊の原因になるのだ。
だって、どうやって受精するの?
卵子が出てきてないのに。

つまり今回私は、排卵すらしていなかったから生理にも至らなかった。
妊活のスタートラインにも立てていなかったのに、そのことにも気づかず無駄な期待を抱きながら妊娠検査薬を消費し続けていたというのだ……(虚し)

ちょっと悲しかった話


これはもう病気というか体質だと思っているので仕方がないとして、それでも子どもはほしい。
さらに、自然妊娠できるならそれに越したことはない。

過去、人工授精3回を経験した不妊治療経験者なので、不妊治療に対して偏見があったり見下したりしているなんてことはまったくない。
ただ、お金もかかるし時間も制限されるし、過去も自然妊娠の経験があるから、もし可能性があるなら自然な流れで授かりたいなと思ってしまうのだ。

そんな気持ちで先生の話を聞いていたのだけれど。

「お子さん、不妊治療で授かったの?……」
「それなら、旦那さんも早い段階で検査をしたほうがいいと思うよ。劇的に改善することってあまりないし」

「人工授精も3回しているし、体外受精までできる病院がよければそちらを紹介しますけど」


あっ。
あ、そうですか……


自然妊娠したこともあったし!
きちんと息子を出産しているし!

どちらも事実ではあるけれど、辛い現実から目を背けようとしていたのかもしれない。

私たちは、授かりにくいのだ。


私たちの妊活は、不妊治療とすぐ隣り合わせ。

辛いこともあるかもしれないけれど、授かれたらなんでもいいや!!


赤ちゃんや〜早くおいで〜〜〜めっちゃ可愛がったるから!!!


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