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谷川岳・馬蹄形縦走④ モヤモヤ登山

さて、ロープウェイにて『天神平』に到着した小生は、最初の目的地、日本百名山の1座『谷川岳』へ一路向かった。

ロープウェイ渋滞のため、予定より30分遅れの山行開始。

これが谷川岳。

むぅ、山頂に靄がかかっとるのう。。。

雲っているが、まだ6合目くらいで景色は良い。

気温も、ベースレイヤー(速乾のロンT型)にTシャツの重ね着で暑いくらい。

時折、冷たい風が山肌を撫でるように吹き上がってきて、心地よい。

山中なのに、この渋滞が続く。

さすが百名山さんや、人気が他と違うで。

祝日と言うこともあり、お年寄りから家族連れまで幅広い。小学生も結構多いな。

写真のような岩場・鎖場もチラホラあり、見ていてこっちがヒヤヒヤする・・・。

ちょいと休憩。。。8合目くらいかな。

・・・なんか遠近感がよう分からん写真やな。
小生がトンデモナイ巨人にみえる。

 

実は、この写真を撮影する15分ほど前。

カメラと三脚をセットしたところで、突如、上記写真の岩場に小学1年〜2年くらいの男児4名が徒党を組んで占拠。

「もう登りたくない。」のシュプレヒコールを起こし、親側と全面対立の姿勢を取り出した。

岩と同化するかの如く、まさに巌となりて動かなかったが、同年代の女の子が彼らを尻目にスイスイ登っていく様を見て親側が繰り出した・・・

「女の子でも登ってんねんで。」

の、強烈な一撃に完全に沈黙。

そそくさと岩場から降りる4人。

・・・せやな。
こういう時の女子の頑張りは男には辛いな。。。

 

さて、山行はいよいよ稜線へと入る。

そろそろ靄の中に突入する兆し。

少し晴れ間も見えるが・・・。

雲が手に届きそうなり。

霊峰感が出て、これはこれで悪くはない。

登頂まであと少し。

登頂〜!

いや、さすがにここまで真っ白やと、なんのこっちゃ分からんな。

ま、景色は残念ですが、ここから縦走に入るのでまだまだ山は続く。

まずは腹ごしらえ。

念願のジェットボイル!

で作るシーフードヌードル。

いやぁ、山で温かいご飯なんてホントに良いですねぇ。

食後の珈琲も最高や!

 

さて、休憩もそこそこに先を急ぐ。

縦走の路に入ると、一気に人は少なくなる。

谷川岳、もう一つの山頂(オキの耳)。

オキの耳まではピストンの登山者も多かったが、ここから人は更に少なくなる。

依然、モヤモヤ。

たまに雲が晴れると、綺麗な山並が見える。

しかし、う〜む、さすがは中〜上級コース。

足場はどんどん険しくなる。

しかし、遠くの稜線はホントキレイやなぁ。

もはや、人っ子一人いない。

雲は眼下に。

オレはジェダイにでも会いに来とんか。

足元は崖。おーこわ。

「いやん、綺麗やないの。」

オバハンのまねしても誰もツッコんでくれない。

でも、自分の歩む道がくっきり見える。

一ノ倉岳登頂〜!

しかし、ここからより一層モヤモヤに。

 

 

このあと、茂倉岳に登頂するも疲労とモヤモヤで写真撮り忘れ。

ほぼ、目の前しか見えぬ。

オレは天国への道を歩んでおる。

ほうらね。

 

とにかく、この茂倉岳→武能岳間がモヤモヤで、かつ距離も長く、何度も何度も小ピークを迎えるため精神的にも体力的にも非常にしんどかった。。。

「ここが武能岳のピーク!」

と思って登頂しても、実は違って、少し先に更に高いピークがぼや〜っと現れるという繰り返し。

心が折れそうになった。 

で、ここが本当のピーク。

 

そしてその40分後に山小屋『蓬ヒュッテ』に到着。

もう、日没寸前の17時頃だった。

披露のあまり写真取り忘れました・・・。

 

 

ヒュッテには10人くらい宿泊されていて、皆でテーブルを囲んで、道中の苦難を笑いながらカレーを食す。

明日にはそれぞれ別のルートで旅を続ける。

一夜限りの一期一会もまた、山の醍醐味。

 

 

19時就寝。

本当は、満天の星空と天の川を撮影する予定だったが、夜中外に出ると小雨が降っていたため、断念。

まぁ、次の登山のお楽しみということで。

 

 

さて、次回は2日目、蓬峠〜朝日岳〜白毛門〜下山の様子をお伝えします。

更に素敵な写真をお届けできると思います。

乞うご期待!

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