「婚活」という言葉が生まれた背景
しあわせ婚ナビゲーター仲人の舘です。
今では完全に市民権を得た「婚活」というワード。
いつ頃から使われるようになったのかご存知ですか。
「婚活」という言葉の生みの親は日本社会学者の山田昌弘教授です。
山田教授が執筆し、2008年に出版されベストセラーになった「『婚活』時代」(白河桃子さんとの共著)をきっかけに、「婚活」という言葉は広がりました。
「婚活」というワードは就職活動「就活」をもじって、生み出された造語です。
「『婚活』時代」の中で、山田教授は、現代では漠然と生活しているだけでは結婚できなくなり、意識的に結婚するための活動をする必要があるということを書いています。
漠然と生活していても結婚できた時代があったことのほうが、今の婚活世代にとっては驚きというか、なんとなく結婚ができる時代なんて、羨ましすぎるという感想を持つ人は多いでしょう。
バブル崩壊前までの、男性はほとんど定職についていて、女性は結婚して家庭に入るという、ある意味、社会全体の決まったレールがあり、結婚しやすかった面があると思います。
また職場で上司から無理やり紹介されたり、親戚のおばさんが良い人を紹介してくれたり…恋愛下手でも出会うことが可能だったと思うのです。
しかし現代では、価値観も多様化する中、それでも結婚するかどうか悩み、結婚したいと思っても、努力しないと出会えない。
そんな若者の置かれた実情に「婚活」という言葉がしっくりとハマり、市民権を得たのだと思います。
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