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夫婦別姓 〜過去に二度の合憲判決〜

しあわせ婚ナビゲーター仲人の舘です。
現在、日本では夫婦別姓は認められていません。
結婚すると夫婦が同じ名字となる夫婦同姓が法律で定められています。
しかし、夫婦同姓の法律は国民全員の権利や個人の尊重をうたっている憲法に違反しているのではないかという議論が、長い間されてきました。

過去にはこの夫婦同姓の法律が違憲ではないかというで、最高裁まで持ち込まれ、争われた例が2度(2015年12月・2021年6月)あります。
どちらの裁判についても、最高裁にて「夫婦別姓を認めない民法は合憲」という判決が出ています。

2021年6月の裁判後には、夫婦別姓についてメディアでも多く取り上げられ、さらにSNSなどで注目を集めました。
2021年6月の合憲判決では裁判官の補足にこうあります。
「国民的議論、すなわち民主主義的なプロセスに委ねることによって合理的な仕組みの在り方を幅広く検討して決めるようにすることこそ、事の性格にふさわしい解決であるように思える」
夫婦別姓制度の導入の是非は裁判所「司法」が判断するのではない。
国会の「立法」によって判断・解決されるべきものだということのようです。

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