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私が私でできること。

ずっと考えていた。

私は誰の
どんな役にたてるのか。

人と接することが苦手で
みんなと同じにできないことが
多すぎていたから
いつも生きづらいと感じていた。

そして
私は誰の役にもたてないし
何もできないとあきらめて
考えることから
逃げていた。


でも
結婚式から2ヶ月後
夫がうつ病になって
生活や収入が不安定になった。

そのことがきっかけで
半ば強制的に
とことん自分と
向き合うことになった。

元々
自己啓発や心理学
哲学などを学ぶことが好きで
内向的な性格でもあるので
一人で何かを考えることは
苦ではなかったから

ずっとずっと
私の中の私と
話し合ってきた。


こうしたい
ああしたい
でもどうやって?

なにが好き?
なにが楽しい?
なにが嫌い?

どんな得意なことがあって
どんな価値を大切にしたくて
どんなことが好きなのか。

答えが出るたび
やってみて
失敗して
その繰り返し。


だけど
繰り返すたび
どんどん心が
やりたいことが
シンプルになって

どんな想いを伝えて
どんな気持ちになりたいのか
明確な答えがポンと
浮かび上がってくることがある。

私の心が震えて
想像しただけで涙が出ること
それが答えだと思った。


人混みや
人と接することが苦手な私は
ハンドメイドのイベントに出たり
個展を開いたりする人の気持ちが
少しも分からなかった。

分からなかったのに
思い切り振って
蓋をあけたサイダーみたいに
音を立ててあふれ出す感情を
知ってしまった。
気付いてしまったのだ。

子供の頃は
自分の描いた絵や
作ったものを褒められる
それがとても嬉しかった。

その為だけに
何かを作ることに
夢中になっていた。

もちろん
褒められることは嬉しい
けれど
今はそれが
最上級の喜びではない。

気付いてしまったのだ
目の前で作品を見て
見た人の笑顔や
穏やかで幸せそうな表情
その景色を思い浮かべると
目頭が熱くなって
心が振動することを。

誰かの微笑みを
私は強烈に望んでいるのだ。


まだまだ作れる
まだまだ楽しめる
心に見えた世界へ
ただ進んで行くだけだ。

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