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アラサー婚活女子のぐだぐだな一日

よくそんなしょうもないこと覚えてるね
と言われることが多々あります。
昔からずいぶん記憶力がいいほうです。

わたしの仕事はわたしの記憶力に支えられており、
マニュアルやメモが要らないことも多いため、
後輩への引き継ぎに苦労します。
(最近は意識的にメモを取り、自分の仕事を言語化するようにしています)

今回は、記憶力の格差に悲しくなったエピソード。
わたしのアプリ婚活史上、もっともぐだぐだだったデートの中でのお話です。

お相手のことは、《高卒》さん、と呼んでおきます。
そのままの意味で、最終学歴が高卒の方です。 

初デートは大阪で、うさぎカフェとランチ。
うさぎカフェではうさぎを愛でていれば時間が過ぎました。
ランチの間も、プロフィールを少し掘り下げたくらいの会話しかせず、
人となりもあまりわからないまま終了。

目立った問題がなかったので2回目の約束を取り付けました。

2回目のデートは三宮で待ち合わせをしていました。
その頃わたしは趣味に忙しく、なかなかデートのお約束ができない人でした。

その2回目のデートの日も、
宝塚で観劇→三宮でデート→大阪に戻って習い事
という予定でした。

デートできる時間は、2時間ほどしかありません。
15:00頃に阪急の神戸三宮駅に着くこと、
そして17:00には三宮を出ることを
事前に伝えてありました。

観劇を終えて急いで向かいます。
駅に着いて程なくして、
《高卒》さんからの「到着しました」というメッセージを受信しました。
が、それらしい人影は見えません。

「どこにいますか?」と電話で聞いても、
答えてくれません。
電話でこちらの場所を詳しく伝えて、さらに待つこと20分超。
ようやく現れた《高卒》さんは
「すみません、阪神の駅のほうに行っちゃってて」

そっか、三宮って、駅多いもんね……
とはなりません。

日程を決めるときにも、
前日の確認のときにも、
さっき宝塚を出るときにも、
阪急って念押ししたはずですが……!?

それに、阪神の駅に着いてしまったと言ってくれれば、わたしが迎えに行ったのに……
居場所を答えてくれないから、わたしは動くに動けなかったのです。

解散時間が決まっているのに、
どうして少しでも早く会えるように努力をしないんだろう、この人は……

もともと2時間しかない予定が
これで1時間半ほどまで減ってしまいました。

行きたいお店があると言うので、着いていきましたが、同じところをぐるぐるするばかりで、
目的のお店に辿り着きません。
ここはさっき通ったよ?と5回以上思いました。
が、「どこに行くんですか?」と聞いても
答えてくれません。

目的地を伝えてくれれば、
わたしが地図を読むのに……

この放浪でさらに20分ほどを失います。
しかもこの迷子の間、《高卒》さんはほとんど喋りません。

歩くペースも気にかけてもらえず、ただ疲労が溜まっていきます。
このあと習い事のダンスに行くのに……!

ようやく着いたお店は、パンケーキのお店。
行列でした。
少し調べればいつも混んでいるお店であることくらいわかると思うのですが、
おしゃれなお店に行きたいという気持ちが先行してしまったのでしょうか。
「ここ、どうですか?」じゃないのよ。

わたしの出発時刻まで1時間ほどしか残されていなかったので、
「今日は行列に並んで待つ余裕はありませんよ」
と伝えました。

わたしが言わなくても、考えればわかることだったとは思うのですが、
もしかすると解散予定時刻を忘れていたのかもしれません。

駅の近くまで戻り、ようやくカフェに入れた頃には
「3回目のデートには進まない」と決めていました。

カフェでのお喋りの間にも、その決意は変わりませんでした。
むしろ、決意が固くなっていくばかりです。

《高卒》さんの選ぶ話題が、
初めてのデートで一度話した内容ばかりだったのです。

質問をされても、「前にも話したじゃん!」と思うことばかり。
相手が何かを話しても、「オチまで知ってるよ!」と思うことばかり。
(耐えきれず、わたしがオチを言ってしまった話もありました。)

一つ二つなら許せますが、
ほとんどすべての話が再放送でした。

これはわたしの記憶力がいいせいか?
相手の記憶力が悪すぎるせいか?
この人はわたしに興味が無いのか?
と、もやもや……

1回目より深い情報を一つも得ることができず、
わたしから新しい話題を振る元気もなく、
そのまま解散時間が来てしまいました。

解散後に、
今日はぐだぐだですみませんでした
というメッセージが届きましたが、
挽回しようとしてなかっただろうが!!
と思うとさらにイライラしてしまい……
フェードアウトして終わってしまいました。

《高卒》編 完


3年にわたるアプリ婚活のなかで、
高卒の方とのマッチングはこの一回のみでした。
《高卒》さんとの三宮デートがトラウマになり
彼以降は大卒以上を絶対条件としていました。

学歴がすべてではない、とは思うのですが……
データで人をみるアプリ婚活の特性上、
会う人数が増えるほど、条件が細かくなっていく

のは仕方のないことだと思います。


アプリ婚活を始めることになった元彼とのエピソードはこちら


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