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どこからどう見てもメイク濃いな
平日はメイクをほとんどしない。ずっとPCを使っているので、アイシャドウを塗ると粉が飛んで目がシパシパしてくる。クリームアイシャドウなら大丈夫という情報をネットで見つけたのだが、クリームアイシャドウを塗ったあとだとリキッドアイライナーが引けない。ペンシルアイライナーなら描けそうな気がするが、持ってない。
私はアイシャドウを塗るならアイライナーは必須、という考えなので、結果的に平日はアイメイクをしないようになった。
アイメイクをしないとなると、他の工程へのやる気が薄れる。だって、アイメイクがいちばん楽しいのに。というわけで、日焼け止めとフェイスパウダーだけ塗って出勤している。
きょう、六日ぶりにメイクをした。アイメイクがあまりにも楽しくて、アイシャドウを塗りすぎてしまった。しかし、「ちょっと濃いな」程度だったのでそのまま家を出た。今日は風が強いし、どうせ粉が飛んで薄くなると思って。
そして、お見合いを終え家に帰ってきた。きゅうりを齧りながら明太納豆サラダ豆丼を作る。具材そのままのネーミング。いま、私は空前の明太子ブーム。昨日も明太パスタを食べている。
少しYouTubeを見てから、歯を磨く。そろそろコンタクトを外すか、と鏡に顔を近づける。
濃。
びっくりした。自分の顔が濃すぎるのだ。全然アイシャドウの粉飛んでないやん。めちゃくちゃ留まってるやん。なんで?台風並みの強風やったよ?今日は暑かったから、顔の油分が多くてそれでいつもより多く留まったん?
何にしても、この顔でドラッグストアのレジのお姉さんと顔を合わせたと思うと恥ずかしくなってきた。男性はメイクに明るくない人が大半なのでどう思われてもいいが、“わかってる側”の女性に「この人はこのメイクを是とする人なんや……」と思われるのはどうにも恥ずかしい。違うんです、思ったより残留組が多かっただけなんです。半分くらいはこの顔を去る予定だったんです。本当です。
正直な話、気合の入ったお見合いなら濃くなりすぎないように気をつけながらメイクをする。自分の楽しさを優先してメイクをしたということは、そういうことである。
お見合いの結果って、準備段階からもう決まってるものかもしれないな。とはいえ、気合を入れてヘアメイクをしたのに、性格が合わなすぎて白目をむいたお見合いも何度もあったんだけど。
もう疲れたし、終わりも近いし、「メイク頑張りたい」と思える人とだけお見合いをしようかな。
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