ルーキーのりんご農家が真っ先に習得すべきこと
「りんごの剪定が味の7割を決める」
きっとこれは本当なんだと思います。みんな言う。生育をコントロールするし、農薬がどのくらいかかるかにも関わってくる。病気の枝は切らないと周りの木にも影響がある。大事なのは自明なんだと思います。
そして、習得にはかなりの時間を要すると言われています。「60歳でもまだまだ」と言う人もいるくらい。
りんご農家になるためのカリキュラムというのは特にありません。私がもしカリキュラムを作るとしたら、真っ先に習得すべき事として「病害虫防除」の知識と技術を挙げたいと思っています。
「農薬散布はどうするの?」
畑がほしい、と話すと確実に農薬散布の心配をされます。今のところ100%言われています。なんだ、やっぱりそれが一番大事なんじゃん、と思う日々です。農薬散布のためのスピードスプレーヤーをどうするのか。買ったとして、どこに置くのか。農薬そのものを買うお金はあるのか。操るだけの知識はあるのか。「剪定」のせの字も出てきません。
弘前市にはりんご農家が10000人以上います。畑も隣り合っているところが多く、病気をほったらかしにしていると、周りの畑にも影響があるのです。だからこそ、まずは「りんご畑を死なせないスキル」が必要だと考えました。「病害虫防除」の知識と技術を早く身につけ、「りんご畑を死なせない」ためのフォロー体制を作ることが、新しいりんご農家を増やしていくにあたって重要なキーになってくるんじゃないかと感じています。
オマケ。色々畑を探していて、昨日見に行った畑から見える岩木山が綺麗だったのでパシャリ。
反対側には八甲田山が少し見えます。こちらも綺麗。
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