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「え?こんなに摘んでいいの?」とビクビクな、りんごの摘花作業

すごくびびってしまいます。きれいに咲いているりんごの花を、どんどんブチブチ取っていくんですから。

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かわいいかわいいりんごのお花。見る分にはとてもかわいい。でも、咲きっぱなしにしておくわけにはいかないのです。悲しいことに。

というのも、りんごも花を咲かせるためにとても体力を使います。なのでそれを残したままに来年の花芽の形成に支障が出たり、木が疲れてしまったりします。そのため、今のうちに「実になっても美味しくならない」であろう花を摘んでいく必要があります。

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ビフォー

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アフター

わかりづら!でも、なんとか進めています。基本的に行うことは2点です。

①去年のびた枝、新梢(しんしょう)についている腋芽(えきが)と呼ばれる芽を取る

②去年のびた枝(新梢)が20〜30cm以上の場合、先っぽの頂芽も取る

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これが去年のびた1年生の枝(新梢)です。これの蕾が多くあるところ、これら全て「腋芽」(えきが)となります。

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先ほどの2点を実施すると、こんなにさみしくなってしまいます。

「こんなに取ってしまっていいのだろうか…?」

不安になりますが、良いのです。私も不安になりました。師匠とのビデオ通話で聞いたところ、これでOKとのこと。よかった〜。今回は写真用に頂芽を残す方(左側)と残さない方(右側)に分けてみました。長さ的には両方とも頂芽をとってしまっていいみたいです。

木の大きによりますが、1本30分くらいかけてしまっています。師匠には、「ああ、そのくらいかかるもんだいね。やってくしかねぇ。」(ああ、そのくらいかかるものだよ。やっていくしかないね。)と言われました。

ビデオ通話で教えてもらいながらの作業は初めてでしたが、出来なくはないですね。「これでいいのかな…?」という不安も拭え、気持ちも前向きになりました。あんまりそういう指導の仕方をしている人はいないんじゃないかな。新しいやり方に色々トライしてくださる師匠に感謝です。

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