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「モモシンクイガ」の防除、選果は細心の注意が必要

7月のりんご畑作業に必要なものとして、「モモシンクイガ」の防除があります。モモシンクイガは台湾への果実輸出の検疫指定外注です。そのため、防除や選果には十分な注意を払う必要があります。

7月の作業内容全体は以下の記事よりご参照ください。

モモシンクイガは地域によって年1回、年2回ピークがあります。両方とも時期としては6月から9月の間にピークがあるので、その期間中の防除がとても重要になります。

農研機構に被害の様子が写真でわかりやすく掲載されていました。

成虫が6〜8月にだらだらと発生するため、薬剤防除を頻繁に行う必要があります。また、幼虫や蛹の状態だと果実の中や地中にいるために薬剤では退治できません。果実上の卵や成虫を対象として薬をかける必要があります。

昔は有袋栽培をすることで、物理的に被害を防いでいたようです。大変だっただろうなぁ。薬剤には弱い性質があるようですので、この時期にちゃんと薬剤散布すれば問題はないようです。

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