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檸檬 梶井基次郎 【あらすじ & 感想・レビュー】

皆さんこんにちわ!ナキです。
小学校から大学まで真面に読書をせず、読書感想文も真面目に書いたことがない人生を歩んできた私が
社会人になって読書にどハマりしてしまいました。
今となっては、もっと早く本を読むようにしておけばよかったと後悔しています。
なので、ここではそんな私がとても読み入ってしまった面白い本を紹介していきます♪

今回は、梶井基次郎先生の
檸檬のあらすじと感想、レビューを書いていきたいと思います♪
表紙が素敵ですね

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*下記の要約、感想はあくまで私個人の感想ですので、そんな人もいるんだなーと思っていただけますと幸いです。
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「梶井基次郎」と聞いてもピンとこない方が多いかもしれませんが、同人誌の「青空」を創刊した有名人で、代表作は今回紹介する「檸檬」です。

梶井基次郎が「檸檬」を発表したころにはすでに神経衰弱気味となっていたのですが、その影響もあって【以前の私】と【その頃の私】の対比が見事に表現されています

今回は『檸檬/梶井基次郎のあらすじ・簡単な要約・解説』として、檸檬によって安らぎを得る主人公のちょっと変わった様子をみていきます。

【要約】
『檸檬』の登場人物は、主人公である「私」1人です。
しかし対比として、元気だった時代の「以前の私」と生活がむしばまれた「その頃の私」の2種類が使われています

「その頃の私」はいつも心が圧迫されているように感じていました。
どんなに美しいものにも耐えられず、私は街を放浪し続けました。
そんな「その頃の私」が好きだったのは裏通りのみすぼらしさや安っぽい花火でした。
また、おはじきや南京玉を舐めることも私の享楽の1つでした。

「以前の私」は丸善に強く惹かれていて、丸善にあるカラフルなコロンや香水をみるのに1時間も費やすほどでした。
しかし、「その頃の私」にとって丸善は重苦しく、暑苦しい場所に過ぎませんでした。

「その頃の私」がとりわけ好きだったのは果物屋です。
ある朝、果物屋に行って ”檸檬” を1つだけ買いました。
そして、檸檬を買ってからの私は非常に幸せでした。

檸檬の冷たさが体に染みわたり、レモンの香りをかぐと体が元気に目覚めてきたのです。

たった1個の檸檬が「その頃の私」の憂鬱(ゆううつ)を吹き飛ばしてくれました。
そして、気が付くと「その頃の私」が忌み嫌っていた丸善の前に立っていました。私は丸善にずかずかと入っていきました。
ところが、檸檬によってもたらされた幸福の感情は次第に消えていき、憂鬱が舞い戻ってきました。
私は画集を取り出してはみますが、いっこうに読みたいという気持ちにはなりません。
画集を取り出しては戻す、また取り出しては戻すという行為を繰り返しますが、
もう取り出した画集をもとの場所に戻すこともできません。
その時、私は持っていた檸檬のことを思い出しました。

すると先ほどの晴れやかな気持ちが戻り、私は画集を積み上げてお城を作り上げました。
そして、恐る恐るその城の頂に檸檬を据え付けてみました。
不意に私に第2のアイディアが浮かびます… このまま何食わぬ顔をして出て行ってしまおう。
私は丸善をすたすたと出ていきました。

あの黄金色に輝く爆弾を仕掛けてきた悪漢が私で、10分後に大爆発をしたら面白いと私は思いました。

以上が簡単な『檸檬/梶井基次郎』の要約です。

【感想】
正直、私にとってはこの作品は不思議な小説というイメージが強いです笑

そして、なんだか不思議で奇妙なオチだと感じました笑

しかしながら、「以前の私」と「その頃の私」の対比は綺麗で見事で

檸檬によって憂鬱が晴れるという描写はなんとなくわかりやすくもあります。

元気だったころの「以前の私」と生活がむしばまれた「その頃の私」の対比として象徴的なシンボルとなっているは、

やはり檸檬爆弾をしかけた「丸善」でしょう。

「以前の私」は小1時間も丸善で眺めているほど好きだったのに、「その頃の私」は入店するだけで憂鬱な気分になります。
しかしたった1個の「檸檬」がそんな憂鬱を晴らし、最後には爆弾などという空想の享楽までもたらせる。

ちょっと私にはまだ理解しにくい心情の変化なので、また数年後、人生経験を積んでから再読したいと思います。。。


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