見出し画像

読みたい本、ここにありますよ♪世界から猫が消えたなら 川村元気 【あらすじ&感想】

皆さんこんにちわ!ナキです。
小学校から大学まで真面に読書をせず、読書感想文も真面目に書いたことがない人生を歩んできた私が
社会人になって読書にどハマりしてしまいました。
今となっては、もっと早く本を読むようにしておけばよかったと後悔しています。
なので、ここではそんな私がとても読み入ってしまった面白い本を紹介していきます♪

そして今回は特別にあまり知られていないであろう面白い続編も紹介していきます♪
最後までお付き合いください( ^ω^ )

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
本をお得に読みたい人は、アマゾンオーディブルとキンドルというサービスがおすすめです!
下記のリンクに飛ぶと、小説のみならず、ビジネス書、漫画、専門書など様々なジャンルの本が200万冊以上読み放題!

新規入会なら30日間の無料体験もできるので、無料期間中に退会すればお金は一切かかりません。

また、今なら期間限定で3ヶ月2,940円→99円とかなりお得に利用できるチャンスです!

なかなか手に取れない、数千円、数万円する本もここでは読み放題!

漫画も1ヶ月で数十冊も読めるので一気に読破することもできますね!

気になる方はお試しからスタートしてみてください♪

電子書籍のいいところは、態々本を持ち歩かなくてもどこでも好きな時に読めることです。これを機にお試ししてみませんか?
*下記の要約、感想はあくまで私個人の感想ですので、そんな人もいるんだなーと思っていただけますと幸いです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



【あらすじ】
主人公の『僕』はある日、病院で医師に1週間の余命宣告をうけます。

その夜、自宅に主人公と同じ顔(同じ顔と言っても、服装や性格は全く真逆のようう)の悪魔が現れある取引をもちかけてきます。

その取引とは『この世界から1つだけ(あるものを)消す。その代わり寿命を1日得ることができる』というもの。

それを聞いた主人公の『僕』は生きるためにものを消すことに決めるのでした。

悪魔は、まず最初に電話を消そうと提案してきました。ここで言う消すとは概念そのものを消すと言うことです。この世界から電話というものがそもそも無かったかのように無くなり、忘れ去られると言うことでした。電話が使えなくなってしまうと思った僕は少し悩んだ末、最後に数年前に別れた元恋人に連絡することにしました。

そして世界から電話が消えました。


それから悪魔は”映画”、”時計”を次々に消そうと提案してきます。主人公は悩みながらも、死にたくないという一心で了承し、悪魔はその代償として主人公の寿命を1日、1日と伸ばしてくれました。

主人公は世界からモノが消えるたびに元恋人、親友との思い出も失っていきます、そして失ったモノの大切さに気づいていくのでした。

そんな中、悪魔の力で突然愛猫のキャベツが人間の言葉を話すようになります。
それは、悪魔からのサービスだというのです。

驚く主人公に悪魔は次に世界から猫を消そうと提案してきます。

主人公は悩みます、猫を消せば自分はもう1日長く生きることができます、しかしそうするとキャベツとの思い出を、そしてキャベツ自身の命も失ってしまいます。

主人公は苦悩し、悩み抜いた結果、「猫を消さない」と決めるのでした。
この時主人公は自分の死を受け入れたのです。

自分に残された時間がわずかだと悟った主人公は亡き母が願っていた、自分と父とのわだかまりを解くことにします。主人公は父に手紙を書き、直接渡すために郵便配達員の制服に着替え父のところに向かうのでした。


【感想】

『この世界から1つだけ(あるものを)消す。』

それは、主人公【僕】の思い出をひとつずつ消していくことに他ならないのだと感じました。

余命僅かの宣告を受けた後に、悪魔からの”取引”

『世界から何かを消す代わりに、寿命を1日伸ばしてあげる。』

死んで世界から忘れ去られたくない一心だったが、物を消すことによって大切な思い出を自ら消してしまっているということに気づいていく。

「何かを得るためには、何かを失わなくてはね」そんなお母さんの言葉、とてと深い。失うとわかって初めて知る大切さ。そんなものがたくさんあるこの世の中。仕方ない。そういうものなんだ。だからそれがわかったときに大切にすればいい。だって、失うとわからなければ、わからない感情なのだから。

この本の、テーマの重さと悪魔の口調の軽さのギャップは、読んでいる私の調子をとても狂わせるようでした。笑

この本は、ひと家族にスポットを当てられた話だが、猫をかえすことによって重いお話が和らぐようにも感じました。

読み終えて、私が主人公の立場になったら悪魔に何を消すと持ち出されるのか、
ちょっと考えちゃいましたよね笑

【最後に】

重いテーマを扱っているにもかかわらず,その情景は淡く繊細で,唯一異彩を放つ悪魔でさえ憎むことができませんでした。
未来を恐れて嘆くより,今ある幸せをしっかり味わい生きていくことが大切なんだと感じました。


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

皆さんご存知でしたか?

『世界から猫が消えたなら』という小説を別の視点で語られている

『世界から僕が消えたなら』キャベツの物語という本があるんです!

私はつい最近知りました。笑

お試しで読んでみたのですが、猫【キャベツ】の行動をうまく猫目線で書かれていて、なんとも可愛らしく愛おしく感じました。

まだ最後まで読んでいないので、読みたい本リストに追加しておきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?