声を使って手話をするということについて。

とある方とZoomで対談をする機会があった。

その際、隣にいた母は手話が分からない。

だから、私が声で通訳をしながら(隣にいる母に)、声あり手話でその方とお話をした。(途中まで)

通訳というのは、前後の文章を聞き、その中で相手がこのように言いたいだろうということを瞬時に判断し、要約をしなければならない。

これが手話になるので、もう言葉に表すことができないほど、頭をフル回転させなければならない。

それを見て、要約して、声で伝える。

もう、終わったあとの疲労というのは、なんと言えばいいのだろうか。

私は、声あり手話ではなく、声なし手話が楽でやりやすいということに、この日気づいた。

普段、家族や友達とは、口話で会話をしている。

しかし、その事に違和感を抱いたのは卒業した母校の学校のカリキュラムの中にあった手話という授業を受講していたとき(2022年から)からだ。

声ありで手話をすると、喉が疲れるということ。

声なし手話だと、声のイントネーションを気にする必要が無いため、これ程楽なものは無いだろう。そう個人的に思った。

声は出せるのか?

そう思う人もいるだろう。

声は出そうと思えば、出せる。

しかし、

基本的に声は出したくない

これが、今の私の本音であり、考えである。



対談をした方とは、本当に言葉で言い表せないほどすごく貴重な体験になった。

耳のことはもちろん、進路のことも相談に乗ってくれて、感謝しかない。

まだ、私の耳のことで受け止められること。そうじゃないものはたくさんある。

その中から、

ひとつずつ、少しずつ、時間をかけて、自分に合った方法で。

私が過ごしやすい環境を作っていきたい。


だから、その都度、困ったことがあったら、専門の方に聞いたり、当事者の方にSNSで聞いたり。

これらの方法もいいが、

1番はやはり、

家族に相談すること。

困っていることは、できる範囲で。

自分の言葉で、伝えていきたいと思った日だった。


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