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小説のこと

こんにちは。久しぶりのNAKです。このところ毎日小説を書いています。書いているのは私というより、この間ひーちゃんが投稿したような経緯で、光さんたちなのだけれど。

私は文章を書くのが好きだし、本も数冊出しているけれど、それは小説のような想像力を必要とする文章ではなく、仕事上の実用的な内容なので、自分に小説を書く能力は皆無なんですよね。

文章を書くのが好きだから、小説が書けたらいいなと思ったことはあるけれど、なにせストーリーが思いつかない。何ひとつ思いつかない。笑 小説は読む専門で、書きたいと書けるは別物だと、今でも思っています。

ひーちゃんたちにせがまれて、光たちによる小説を書き始めたはいいものの、ストーリーが見えてこなくて、果たして最後まで書けるのだろうか?と不安に思いつつ1万文字を超えたところまで書き進めてきました。

ようやくストーリーの骨格が見通せるようになったかな?という感じで、あとはその骨格に沿って埋めていけばいいと思えるまでになりました。

私の脳みそに発想が届くわけだけれど、それがなかなか届かないときがあります。そんなときは、お風呂に入って脳をほぐす!と言われ、のんびり過ごしていると、ふっと発想が届きます。

ときには、そこはまだ考えてないから、ちょっと待っててと言われることも。

読者のひとりとして、ここはもう少し膨らましておかないと、読みにくいとか、バランスが悪いとか、唐突すぎるとか、そんなことがあります。でも、私に膨らませることができるかというと、想像力がないのだから膨らませることなどできないわけで、そんなときもやっぱり、ちょっと考えるから待ってて、と言われます。

内容は、天界の光たちのメッセージになるわけで、私は書きながら質問したり、そういうことなのかと言葉にすることで理解を新たにしたり、です。

文章のリズム感や質感、雰囲気は私好みになっています。私の脳みそを使って書くのだから当然ですね。笑 なので、私は読んでいて心地がいい。

早く書き終えて、ここに投稿していきたいのだけれど、道のりは長い。まだ1万文字なので。頑張りマス♬

ーーー小説のちょい見せーーー

「ほうほう。お出迎えやね。ありがたいありがたい。」

 孫といってもよいほどの幼い少女に、男は丁寧に頭を下げる。少女はにっこり微笑むと山壁沿いに歩き始めた。男と僕はそのあとに続く。壁で風が遮られているのだろうか。気づくと体の震えは止まっていた。歩くほどに体の芯からぽかぽかと温かくなってくる。
 しばらく山壁沿いに歩いていると、大きな杉の木がすっぽり収まりそうなほど高い天井の洞窟が現れた。洞窟の中央には川が流れている。少女は後ろを振り向くこともなく、その川に沿ってひたすらにぐんぐんと洞窟の奥の方へと進んでいく。
 洞窟はどんなに奥まで歩いてもちっとも暗くならなかった。どこかに蝋燭や松明があるに違いないとあたりを見回しながら歩いてきたが、その反面、この明るさが蝋燭や松明のそれとは異なることにも僕は気がついていた。

 「ここは境目さぁね。暗いも明るいもないやね。」

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