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お客様の隠れた本当のニーズ

ニーズの分析って
本当に難しいですよね。

本人たちに直接聞いても
本当の気持ちって基本的に恥ずかしいから
みんな嘘をついたり隠しちゃうものですし…。

とはいえ、
本人たちは嘘をついているつもりもないし、
隠しているつもりも全くないんですよね。

そもそも僕たち人間は
自分自身のことを5%しか
言語化できていないと言われています。

自分が本当は何を大切にしているのか?
どんな価値観や哲学を持っているのか?

すべては95%の無意識の中に
あると言われているんですね。

例えば
月商100万円稼げるようになりたい…!
という男性がいたとします。

この方は奥様と可愛い娘さんと3人暮らし。
でも今の仕事だけでは貧しい生活になってしまい、
子供の学費なども考えると将来が不安…。

「妻と娘にはもっと豊かな暮らしをして欲しい。
 だから月商100万円稼ぎたいんだ…!

という相談をしてきたとします。

ここまで聞くと、
この男性の一番のニーズは
「妻と娘にはもっと豊かな暮らしをして欲しい」
のように聞こえますよね。

でも実は違うんです…!

よくよくヒアリングしていくと、
実は同窓会の席で久しぶりに会った
友人たちは結構いい年収で肩身が狭くて…

とか、

娘にパパの仕事は何?と聞かれて
ちょっとはぐらかすような回答を
している自分が無性に虚しく感じて…

とか、
そういったことも言ってくるんです。

つまり、
この男性の隠れた本当のニーズは
「妻と娘にはもっと豊かな暮らしをして欲しい」

ではなくて、
「自分に自信を付けたい。そのために月商100万稼ぎたい…!」
ということなんです。

他にも、
かつてマクドナルドが
お客様の要望に答えて
ヘルシーなサラダマックというものを
発売してみたら、
全然売れなくて大失敗したという話や、

かつてスターバックスが
フラペチーノを発売するときに
CEO含め幹部たちほぼ全員が
そんなもの求められていないと猛反対したけど、
いざ発売してみたら
今では超主力級になっていたりとか、

結局のところ、
人の口から出てくるニーズとか悩みなんて、
あんまり参考にならないものなんですよね。

ではどうしたら良いのかというと、
実際に商品化して売ってみるのが
一番早いということ。

売ってみたら相手の反応が
すぐにわかるので、
必要とされているサービスなのか
すぐにわかります。

とはいえ、
ここが一番難しい部分だし、
頭が割れそうになるくらい
考えないといけないし、
色々とコンテンツを作るのも
面倒なんですよね(笑)

でも、
ここをクリアしないと
その場で足踏みしている状態で
先に進めなくなっちゃうので、
ぜひ一緒に楽しんでいきましょう^^


ブランドプロデューサー
中園諭史

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