すたれ言葉の世界 陰謀論

 河野次郎太氏による洗脳により、河野氏自身が人と普通にコミュニケーションをとれない状態になってしまいました。ネット国民にこの件は陰謀論と認定されて、誰もが納得しました。しかし、この世に陰謀というものはないので、陰謀論もありません。
 思考停止した脳味噌のままで河野氏は牛丼屋に入り、カウンターに腰掛けて、マイナンバーカー丼を注文しました。
 前日が忙しくて徹夜までして、河野氏は今朝、ここに来店したのです。河野氏のメガネが店内に立ちこめる湯気で、視界が狭くなります。
「何だ何だ!メ〇〇になってしまったのか、俺が!!助けてくれ……目が見えない……」
 河野氏は寝ていないのもあって、意識を失いそうになりました。しかし寸前でくもりメガネを捨てて、「俺はメ〇〇じゃないよ!」と泣きそうな顔で絶叫すると、マイナンバーカー丼が河野氏の眼前に置かれ、思わず「ヒイイッ」と声を上げずにいられなかったドンブリの中身は犬の生首でした。 
「こ、これ食えるの?!」と目を丸めて血をたぎらせる河野氏の頭部に乗せたカツラが飛んで天井にくっつき、下に落ちてきません。
 河野氏がドンブリの中身を床にぶちまけて帰ろうとした時、陰謀論認定者のK泉なる男が突然現れて、河野氏に近寄りヒソヒソと呟いて、天井のカツラがハラハラと降りて、とてもいい感じで河野氏の頭にフィットして、河野氏は河野氏の首すじをナイフで刺しました。
 河野氏は思いこみの激しい男、思いこみに生きる男、怪我の痛みよりも『思い込み』が勝つので、痛くありません。
 勢い良く傷から血が吹き出て、「アハハ」と顔で笑って心も嗤って格好つけました。
 世の中には頭のおかしな人が多いので、陰謀論と言われる話は、全て本当なのです。

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