人の未来を呪う言葉

「あんたの息子はクソ夫になるし、あんたはクソ姑になる！」
と、言われました。
（汚い言葉ですが、言われたままの言葉です）

そういったのは、実の姉。

ちなみにわたしの息子はまだ18歳に満たないので結婚はできませんが、今のところ結婚の予定も相手もおりません(笑)

たとえば、息子が結婚をしたとして、息子のことをクソ夫、わたしのことをクソ姑と思うことがあるとすれば、それは息子が結婚した相手であって姉には関係のないこと。

それなのに、そんな言葉を言うということは、わたしを故意的に傷つけようとする悪意以外のなんでもないと思うのです。

そもそも、どうして急にそんなことを言われなければならないの？という疑問と、息子に対して暴言を吐いたことへの怒り。

ただ、わたしの親や親族は口をそろえて「（姉は）言いたくて言ったわけじゃない！（だから許してやりなさい）（そもそも）そんなことを言わせたあなた（わたし）に原因があるのよ。謝りなさい。」

姉にひどいことを言われて傷ついているにも関わらず、無条件で姉を許して、さらに身に覚えのないことを謝れと強要される。

わたしが子どもの頃は（大人になってからも長く続きましたが）それが「当たり前」だと思っていたし、わたし自身わたしが悪いのだと思っていました。

まわりにわたしの話を聞いてもらえないことも、わたしに原因があると思っていたし、姉にもそう言われていました。

子どもの頃は特に、家族や親族で作られた世界がすべてで、常識だと思ってしまうからこそ、今はそれがすごくおそろしいと思うのです。

例え姉でも、親でも、誰だったとしても、人の未来を呪うような言葉を軽はずみに言うような相手は必要ないし信頼できません。

怒っていたとか、そんなつもりはなかったけど、なんて言葉は言い訳にもなりません。

口から出した言葉は取り消せない。なかったことにはできない。
まして、人を傷つけ、人の未来を呪うような言葉を平気で躊躇なく口にできるような相手ならばなおさら、許すことはできないし、信頼すらもうできない。

ああ、わたし。
やっぱり本当に、姉のことがキライだったんだなぁ…。
と、やっと自分の本心を受け入れられたような気はします。

悪い人ではないから
不器用な人だから
悪気はないから

そうやって、なにかあることにいつもいつも自分の本心にフタをしてみなかったフリをして、やりすごしてきたけれど、あふれ出してとまらなくなるまでむきあわなかったことだけは、反省しようと思うのです。

幼いころからずっと、わたしのことが大嫌いだったといった姉。
わたしは姉のことをすきになりたかったけど、やっぱりもうムリでした。
…さようなら、どうぞ、お元気で