リノベーションが進む岡山奉還町。これからはシャッター化した商店街こそ面白さがある。
岡山へ行ってきました。目的は、木下斉さんが主催する、まちづくりトークイベント、狂犬ツアーに参加することです。
狂犬ツアーは有料のトークショーなので、来るお客さんも本気の人が多いし(いわば変人ばかり(笑)、木下さんのトークもいつもよりも、情報も多く、内容もさらに深い。
その会場となったレストラン兼ゲストハウスがあるのが、奉還町商店街でした。
シャッターの降りた店が多い
奉還町の歴史
ここは、旧山陽道にあたり、県庁や周辺の繁華街に行くたくさんの人の往来で賑わったらしいのですが、今はご多分にもれずシャッター街に。ただ、空き店舗やゆの降りたところの多い中、リノベーションされたいい感じのお店が多くありました。
謎のアートの店とかリノベーションされた惣菜屋さんとか
フルーツが豊かな土地柄ならではのスムージー屋さんとか、カフェ、ゲストハウス、本屋、はたまたアートを感じる謎の店も。
確かにシャッター街になってるけど、老舗のパン屋さんとかもあるし、リノベーションされたカッコいいお店がある。旧山陽道で栄えた歴史もある。こういう商店街は、歩いていて面白い。
有名どころでは、オンサヤコーヒー。ここはリノベーションされたカフェながら、入ると店内は昭和レトロな雰囲気で、居心地良かった。なんと、喫煙も可能で、喫煙者にとっては天国の空間。夜でしたが美味しそうだったので、トースターをいただきました。
あとは、空き店舗を大胆にリノベーションしたスムージーバーで飲んだバナナスムージーもおいしかった。
シャッター商店街に期待感が産まれる
イオンとかショッピングセンターには決してないもの。それはまちの歴史であり、商売人の皆さんたちの経済活動としての歩み、営み。それがこの奉還町では、歩いていての雰囲気で、なんとなくわかる。
単なるシャッター商店街ではつまらないのだけど、そのなかに、若い人たちが関わっているであろう、事業活動の芽が感じられる店があり、オシャレな空間や魅力的なコンテンツがあれば、まちが変わってくる。
昔からまとまった店の集積があるおかげで、1つひとつのお店は小さくとも、それらがある程度の数になっていくと、新しいまちに生まれ変わる感じが生まれやすいのだろう。
岡山は出張とかで何度か来ているが、南口周辺はオフィスビルが林立し、なんとなく無機質なエリアに感じていた。これからは、時間があけば、奉還町に行きたいですね。
狂犬ツアー
こちらは動画では何度も見ている狂犬ツアー。リアル参加は初めてでした。都市経営プロスクールで薫陶を受けた木下さんが主催する会なので迷わず参加。
今回は奉還町で連鎖的にリノベーション事業をやられて、変化を起こしているキーマンである不動産会社経営の犬飼さんとのクロストークが面白かった。
犬飼さんは、リノベーション以外にも、akippaや軒先貸しなどシェアリングエコノミー関連事業を多く展開されている。
木下さんの参画も得てこれからさらにいろんな事業をしかけていくらしい。
自分への学びとしては、やっぱり、やる人はリスク取ってやっているということと、やはり民間投資がまちを変えていくのだなと改めて実感。
自分で企画していく事業に大いに生きる話で有益でした。
あとは、どこから来たの?って聞かれて、島根から来たいうと、予想以上に驚かれるのが面白かった。実際、クルマで高速使えば片道3時間でこれるので、こういうイベントにも、頑張れば日帰りで参加可能な位置なのだが、岡山からはよほど遠い所に思われるのでしょうね。でも他地域にでかけて学ぶメリットは大きいので、しばらくはこのスタイルで行こうと思います。
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