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グラデーション:イタい→笑われる→笑かす

「イタい」

嫌な言葉だ。
人に言われるのもたまたま耳に聞こえてくるのも嫌だし、
もし万が一自分が言うとしたらよっぽどのことだ。

余談だけど、、、
古文で習った単語で「かたはらいたし」という便利な言葉がある。

かたはらいたし(傍ら痛し)
①きまりが悪い。気恥ずかしい。
②腹立たしい。苦々しい。みっともない。
③気の毒である。心苦しい。

weblio古語辞典

この意味を見るといろんな場面で使えると思いませんか?

現代の「イタい」は
「かたはらいたし」の①②③を混ぜて等分したようなニュアンス。

「イタい」という音の響きが個人的には好きでないので、
どうしても使いたい場面では
「かたはらいたし」と書くことで
柔らかくできるのではないかと思っている。

余談終わり。


自分がイタくなるのも嫌だし
周りの人がイタくなっているのを見るのも嫌だ。
どんな場面でも何かしらの「笑い」があってほしいと思う。
少なくとも和やかであってほしい、そう思う。

イタい状況から脱して、
少なくとも「笑い」がある状況、
それが
「笑われる」
かなと思う。

「笑われる」

あまりいい状況ではない。
場合によって、和やかでもあるし、
まだ和やかまで行ってなかったりもする。

天然キャラの誰かがおとぼけて「笑われる」のは和やかではある。
しかし、能力の低い人が周囲に「笑われる」のは、バカにされたり嘲笑されているという意味で、全然和やかではない。

本当に和やかなのは
「笑かす」。

「笑かす」

能力で勝ち取る和やかさ。
意図的に生み出される和やかさ。
誰かが誰かを喜ばせようとする行動の結果に生まれる和やかさ。

人を「笑かす」のことのできる人はすごい。

少々強引かも知れないけど
「イタい」→「笑われる」→「笑かす」
はグラデーションになっている
という仮説。

#ちゃんと人を笑かす人は無条件ですごい
#芸人さんすごい


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