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僕は働かないおじさんになるのか?

「働かないおじさん」とは、組織の中で
必要最低限か、必要最低限にも満たない仕事の仕方をするおじさんのこと。

僕は現状、働かないおじさんになりそうだ。
いや、もうなっているかも知れない。
いや、なっている。

働かないおじさんは、生産性が低いかも知れない。
働かないおじさんは、他人の時間を奪うかも知れない。
働かないおじさんは、もうレールに乗っていないかも知れない。

働かないおじさんは、もうあきらめているかも知れない。

働かないおじさんは、かつて働いていたかも知れない。
働かないおじさんは、かつて情熱に満ちあふれていたかも知れない。
働かないおじさんは、かつて誰かの支えであったかも知れない。

働かないおじさんは、ずっと働きたかったかも知れない。



働かないおじさんに対する視線は厳しい。周りが歯を食いしばって目標に向かう中、ひとり足かせになっているとしたら、しかもそれを意図的にやっているとしたら、迷惑でしかない。

しかし違う見方がある。

皆が皆、情熱にあふれているわけではない。そういうった環境に息苦しさを感じる人がいる。若手たちは、強いリーダーシップを持つ先輩を目標とする一方で、働かないおじさんみたいな人からは安心感を与えてもらえる。

こんな人がいてもいいんだ
俺はまだ大丈夫だ

働かないおじさんは「多様性」を生み出している。
言うと陳腐になるので好きではない。

また、大きな組織であるほど働かないおじさんのような人を「許容」できているとも言える。部署に一人や二人、そんな人を抱えていても組織活動全体に支障が出ることはない。働かないおじさんの存在は組織の盤石さを示してもいるという。



働かないおじさんは働かないおじさんになりたくなかったかも知れない。

誰もが働かないおじさんになる恐れはある。
誰も働かないおじさんにはなりたくないかも知れない。

でも、働かないおじさんはある種のセーフティネットかも知れない。


参考動画  ↓ ↓