声劇・舞台脚本「そうゆうものさ」作 ナカヤマ サンタ

「そうゆうものさ」
                                                                              ナカヤマ サンタ

登場人物
先生
子供
少年
青年
富田
上司

1

上手端で作業をする先生。下手から子供入る。

子供 先生〜

先生 どうした?

子供 どうしてありはあんなに小さいのに動けるの?

先生	それはそうゆうものさ。

子供	そうゆうもの?

先生	そう、そうゆうもの。

子供	じゃ、先生。どうして健ちゃんはあんなに背が高いの?

先生	それも...そうゆうものさ。

子供	また?じゃ、大輝くんはなんであんなに足が速いの?

先生	それ、も、そうゆうものさ。

子供	...なんで一日は24時間なの?

先生	それもそうゆうものさ。

子供	じゃあ

先生	難しいことは考えたら頭痛くなるよ?全部、そうゆうものだから。ね。
		ほら、外で遊んどいで。

子供	はーい...

子供上手はけ

2

少年	なぁ、先生。この問題どうやってとくん?

先生	ん?答えは?

少年	これ。答えさ、言ってることわかるけど、完璧に理解出来んのやけど。

先生	答えの言ってる意味はわかるの?

少年	一応ね。

先生	ならいいじゃん。

少年	いやいや、そう、この式どっからきたん?

先生	それはそうゆうもの。答えがそう言ってんだから。

少年	...そっか。...なぁ、先生。なんで勉強すんの?

先生	それはそうゆうものさ。

少年	なんで学校来てるの?

先生	それもそうゆうものさ。

少年	理由ってないん?

先生	あるよ。きっと。でも、知るほどのことでもないよ。だから、そうゆうものでいいの。

少年	おう...わかった。

少年上手にはける

3

下手でゲームをしてる先生、上手から青年入る

青年	先生。先生。...先生!

先生	なに!?今大事なとこ!

青年	聞きたいことがあるんだ。親子喧嘩ってなんだ?今家で弟がよ、親と四六時中喧嘩
		してんだ。でもよ、弟は「俺の事何も知らないくせに!」って親に言うんだ。でも、親はよ、「私の何がいけなかったの?」って言うんだ。なんでだ?弟も、親も、【親が悪い】って言ってるのになんで喧嘩になるんだ。悪人は一致しているはずだろ。喧嘩ってよ、それぞれの意見のぶつかり合いじゃねぇの?なぁ、先生、教えてくれよ。親子喧嘩ってなんで起こるんだ?

先生	(あくびしながら)それはそうゆうもんさ。親子喧嘩はするもの。そうゆうもんなの。

青年	そうか...

青年は上手にはける

4

ひとつの机に下手上司、上手富田が座っている

上司	ん〜だいぶ煮詰まってきたな...おい、誰か案だしてくれ〜富田

富田	なんの話でしたっけ?

上司	あぁ?だから、大阪支店の売上が悪いのって。

富田	あぁ...そういうもんじゃないんすか?

上司 	はぁ?

富田	(あくびしながら)タバコ吸いに行ってきま〜す。

富田上手にはける、暗転

エンディング
おしまい

□あとがき
初めまして!ナカヤマサンタと申します!
舞台演出家を目指す現在役者のものです!

この度!!noteデビュー(●︎´▽︎`●︎)
主に
・舞台、声劇用の脚本を書きます〜
短い物から長い物まで、私の気まぐれで投稿していきます!
私のことをグダグダ書いても興味ないでしょうから、〜そのうち〜ということでw

■さて、今回初投稿した作品
「そうゆうもんさ」

この作品は高校1年生の時に書いた、、、はず!のものですw
個人的に気に入ってるものですw

最近の子供に多い
「周りの意見に合わせる」「流されやすい」
という考えは、子供の変化ではなく
〘大人の変化〙〘教育者の変化〙
と捉え、書きました。
子供も純粋な疑問に適切な答えを言える大人が少ない!
その結果、子供は考えるということをしなくなる...
僕は幼い頃は「なんで?どうして?」が口癖でしたw
そんな子供は少なくないはず!
私たち、大人は子供に
【自ら経験する時間】
を少しでも与えるべきだと、
高一ナカヤマは思っていましたね...

■最後に!!
noteは使いたてのおじいちゃんですが、こんな感じで作品をどんどん載せていこうと思います!
感想、辛口コメント、なんでも待ってます!!
どうぞ、このナカヤマ、このサンタを
よろしくお願いします(●︎´▽︎`●︎)

作成日 8/2 月曜日

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