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9-論文を読む人はendnoteを使いこなせ

研究者は論文を作るのが仕事。
作るためには、読まなければいけない。
読むためには、ダウンロードしなければいけない。
そして、ダウンロードした論文は論文の山に埋もれていく。

これは研究をしているものであれば、誰しも通る道なのではないだろうか?かくいう筆者も多くの論文をダウンロードして、多くの論文を手元に残ってじゃああの論文を読もうと思い立っても、どこに保存してあるのか?プリントアウトしてあるのかさえわからず、結局またキーワードや図を頼りに検索をかけてダウンロードし直す。

Endnoteは論文執筆の際にのみ使う「ワードに文献を簡単に自動挿入できる便利ソフト」くらいの印象であった。しかし、ここ数年Endnoteがクラッシュしてうまく動作しないせいか疎遠になっており、文献挿入もゴリゴリ手でコピペしていた。最近パソコンを買い替えたので入れて動かしてみたところ、いやはやこんなに便利だとは気づかなんだ。

便利ポイント1:オンラインサーチができる
知ってる人からすれば何を今更と思われるかもしれないが、論文はGoogle scholarやPubmedからわざわざ検索していた自分からすれば目からウロコである。しかもそのまま文献情報を取り込めてしまう。そして、なんとPDFが取得できるものは自動で取得してきてくれるのだ。なんといういたれりつくせりソフト。添付欄に自動でPDFが追加されていく様子は見ているだけでうっとりした。
便利ポイント2:簡易メモや検索キーワードを自分で設定できる
人間の記憶は意外と曖昧なものである。フォルダー内にある論文は検索することがほぼ不可能になるが、Endnote上ではキーワードや簡易メモまで検索できるので、印象に残ったことや次回に自分が検索しそうなキーワードをメモしておけばすぐにたどり着くことができる。グルーピングもできるので、プロジェクトごとにまとめるのがおすすめ。自分用の文献データベースとして活用したほうがいい。
便利ポイント3 :Wordに論文を引用できる
Endnoteの利点としてこれを挙げる人が多いと思うが、これは間違いなく便利である。論文を手入力したことがある私としては、簡単すぎて感動した。最新版のX9は6万円(学生は4万円)かかるが、今後5年単位で使っていくという意味で投資する価値は大きい。

Endnoteはたしかに機能が多く使いづらいという印象を受けていたが、使い続け慣れればとんでもない便利ソフトになる。私も再開したEndnoteを使い倒してアウトプットを継続して出していこうと思う。

以下に先人たちのレビューも載っているので気になった人はぜひ覗いてみてください。


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