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働くマン達へ贈る仲間の大切さを学べる漫画5選

※作中のコマはマンガサイト「アル」様およびnoteの推奨方法を用いて転載しており、著作権を侵害するものではありません。

「仲間のため」の成長が1番楽しいよという話です

 こんにちは、なかやまだです。
 今日は趣向を変えて働くマンに捧げるつもりで自分を構成する漫画を紹介します。
 ※これはnoteのお題である自分の人生を構成した漫画5選の記事になります。

 仕事をしていると楽しいときもあれば辛いときもあります。
 特に、会社の目標や会社の目的が優先され、自分が蔑ろにされたりチームの雰囲気が悪くなるときもあるかもしれません。
 そんなときに「それでもチームで仕事をすることが1番良いな!」と元気がもらえるような作品を紹介します。

SLAM DUNK 全31巻(1990-1996)井上 雄彦 先生

<概要> 
神奈川県の県立高校バスケ部がインターハイ優勝を目指す話です。
一目惚れした女性に振り向いてもらう為にバスケを始めた主人公・桜木花道の成長録のような作品です。

 働くマンに捧ぐこの本の見どころ
 
 主人公である桜木花道の行動が利己的→利他的に変化していく様がこの作品の最もおもしろい点にあります。
 作品の冒頭は「好きな子に気に入られたい」「なんかかっこいいからやってみたい」といった理由でバスケをしていた桜木花道。作品最後の山王戦でみせた行動の数々は当時の面影を感じさせないほどチームのための行動でした。
 その変化の裏側にはヒロインである晴子さんの変わらぬ態度があったと思います。

 ある側面では落ちこぼれだったりできが悪かったとしても、その成長を信じる人がいれば可能性が広がっていく

 
自分の会社やチームにおいても同じことがいえるなと考えさせてくれる作品です。

※ちなみに、本作は最終戦である山王戦の後半20分を1年かけて描いています。その濃さゆえ物語の大詰めでは作中にセリフらしいセリフがありません...!
にも関わらず経験者たちには体育館内の靴ずれの音や生暖かく息苦しい空気を鮮明に想起させる名作です。

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SLAM DUNK

鋼の錬金術師 全27巻 (2001-2010) 荒川 弘 先生

<概要>
錬金術とよばれる異能が使える世界で、何でも願いが叶う賢者の石を探し求める兄弟の話です。
作中は架空の戦時下の話が中心ですが、作者が女性ということもあり、困難に立ち向かう女性の力強さが活き活きと描写されるのが特徴的です。

働くマンに捧ぐこの本の見どころ

誰かに頼ることは決して弱いことではなく、寧ろそれが力になる

 
本作は、亡き母を禁術である錬金術による蘇生術で蘇らせる(そして失敗する)場面から始まります。
 作品を通じて一貫したテーマである「等価交換」によって兄・エドは右手を、弟・アルは身体全部を真理の扉(向こう側の世界的なやつ)に持っていかれます。その身体を取り戻す為に賢者の石を探すのが目的なのです。
 作中、主人公たちは「自分達が蒔いた種なのに誰かに迷惑かけるわけにはいかない」と他者のサポートを断る場面が多く見られます。

 主人公たちのその態度を振り切って「あんた達みたいなクソガキが生意気いってんじゃないよ」と多くの登場人物が手を差し伸べていく中で、最終的に主人公たちも人に頼り、自分たちも頼ってもらう共存を学んでいきます。

 また、マイノリティへの寛容さも作中ではしばしば見られ、老若男女人間だろうが化物だろうが目的の前には全て些事!といった生き様も清々しいです。

 作品としても27巻とは思えない濃厚なストーリー設計と伏線の回収具合にはまること間違いなしの一冊です。

 ※ちなみに、主人公が散々悩んだ「等価交換」の概念をあっさりと覆したのウィンリとの最終話のやりとりも作者が女性だからこその温かさが感じられます。

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鋼の錬金術師

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 連載中 (2015-) 赤坂 アカ 

<概要>
エリート達が集う秀知院学園の生徒会長・白銀御行と副生徒会長・四宮かぐやを中心に送られるギャグコメディ漫画です。
お互いに好意を持っているにも関わらず高いプライド故に「告白したら負け」と考え「如何に相手に好意を伝えさせるか」を面白おかしく描く作品。

働くマンに捧ぐこの本のみどころ

勇気!勇気!勇気!

 自信に満ち溢れ何でも意のままに進めてきた成功者のビジネスマンにとっては「いや、はよ告白してだめだったら次いけばいいじゃん」で済む作品です。
 私のような凡人は「相手に嫌われたらどうしよう...」とか「今の環境がダメになってしまうんじゃないか...」とか考えてしまいます。
 プライドの裏側には結局相手にどう思われるか気になっているだけの2人が勇気を出すのを見守っていくのが本作。
 この作品の秀逸なところは、脇役であるはずの藤原さんや石上くんが絶妙なタイミングで心を折ってくるんです。

 私たちに置き換えるならば、

 ・残業までしてようやく出来上がった報告書を上司にだすまさにその時に何も知らずに「夜になって報告する人って仕事できない感じしません?」と言ってくる後輩
 とか
 ・色々根回ししてあと一歩準備が整えばうまくいきそうな案件を「そういえばこの間会社の誰よりも1番いけてるって言った企画ってもう提出したんですか?」と会議の最後にぶちこんでくる同僚
 みたいなそんな感じです。

 ある一部だけを切り出すと空気を読めていなかったり自分の成長を阻害しているように見えても、「誰が何といっても関係ない」と思えるようになる過程に必要な人だったりするんですよね。

※ちなみにアニメ化・映画化もされており、アニメを手掛けたA-1 Picturesは「僕だけがいない街」や「新世界より」など名作を手掛けているのでそちらも是非御覧ください。

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かぐや様は告らせたい~天才達の恋愛頭脳戦~

ばらかもん 全17巻 (2013-2016) ヨシノサツキ 先生

<概要>
著名な書道家の息子であり、自身も将来を期待される書道家・半田清舟が五島列島の人々との交流の中で自分自身を見つめ直す作品。
五島列島出身の作者による島の温かさが感じられる事もさることながら、あるべき論ではなく「あなたは何がしたいの?」と常に問われる感覚が人生を見つめ直す上でもお勧めです。

働くマンに捧ぐこの本の見どころ

 相対評価でなく絶対評価で自分の人生を見つめ直せる

 
23歳の主人公が魂込めて送り出した書展の作品が準大賞だったとき。
 自分には書道の道が向いていないかもと悩む主人公・半田清舟は島民に餅拾い大会に誘われ、島でも餅拾いが上手なヤスばと話す。

ヤスば「上ばっかりみちょるけんダメたいね。その一瞬を狙っても取れん。ゆっくり待って地面に落ちたっば取っとよ。」
主人公「それでも取れなかったらどうすればいい?誰かオレより上手いやつがいて、どうしても餅を拾えなかったら。・・・いや、これは餅とは関係ないか」
ヤスば「そんときはな、どうぞお先に。人に取られたものを欲しがる必要はなか。諦める必要もなか。譲ってやってもっと大きな餅ば狙え。譲ることと拾うことを止めなければ、ホレ、この通り」

 事業会社は会社の成長が最優先されるので、目標とされる成長速度があり、それに至っていないとあたかも自分がダメであるように見えます。
 人事評価が低いときは「自分はどこにいってもダメかもしれない」と落ち込むかもしれません。
 そんな時でも「どうぞお先に」と他の人に道を譲って、自分は自分のスピードで諦めずに前に進む事が大事なんだと教えてくれます。

 ※ちなみに、今回紹介したのは1巻の話です。全17巻こんな話がずーっと続きます。疲れたときにお勧めです!

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ばらかもん

ジョジョの奇妙な冒険 連載中 (1987-) 荒木 飛呂彦 先生

<概要>
「努力・友情・勝利」のジャンプの三大原則を押さえながらも、どちらかといえば青年誌のような作画のバトル漫画です。
「スティール・ボール・ラン」を7部として現在8部を執筆中です。
ジョジョと言われてイメージするスタンドは3部から登場したものになります。テーマは「人間讃歌」。

働くマンに捧ぐこの本の見どころ

 あらゆる環境において常に活路を見出し続ける不撓不屈の精神

 個人的には「ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風」か「スティール・ボール・ラン」を強く薦めます。特に、前者は不撓不屈さを最も感じられる完成度の高い作品になっています。
 ジョジョシリーズにおいて、一般的なバトル漫画にみられるような強さのインフレーションは存在していません。
 (漫画が好きな方はドラゴンボールの強さのインフレを表現したテンプレをご存知の方もいると思いますが、あれがないのです) 
 数々の戦いが繰り広げられるのですが、

 自分のスタンド能力×相手のスタンド能力×戦う環境

 の3つの要素のうち、うしろ2つの要素が変数になって作品としてのバリエーションを広げています。
 また、相手の能力がわからない中で攻撃にさらされている事も少なくなく、もう無理かもしれない...と匙を投げてしまいたくなるシーンの連続です。
 その中でも作中の登場人物たちは自身の使命に心を燃やし、気高く相手を打ち破っていくのです。
 私には夢がある。その夢を叶える日まで屈するわけにはいかない。まさに「人間讃歌」です。 

 ビジネスマンの我々にとっても同じことが言えると思っていて、一見常識的には難しかったり確率論として無謀な環境下にあっても、それを成し遂げるんだという不撓不屈の精神でカタチにしていく。
 私は金も資源も人も少ないベンチャー企業にいるからこそ、それらを強く感じます。そして、不撓不屈の精神には間違いなく成し遂げたい夢があるのです。

※これを機に一括購入される方はまず「ジョジョの奇妙な冒険 全63巻」から読むのがお勧めです
ジョジョの奇妙な冒険 全63巻 

まとめ

 「人生を構成する」というからには何度も何度も読み返して血肉になるほどの作品なんだろうと思います。
 5選にはならなかったもののご紹介したい作品も多くありますので、興味をもってくれた方はTwitterでもフォローしてください。
(Twitterはビジネス利用が多いかもしれませんが悪しからず)

 https://twitter.com/nakayamada62

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