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板垣恵介先生の逆鱗に触れ三戦(さんちん)で耐える、という夢の話

ウワハハ!
変な夢を見た。
おもしろいから書いておこう😁

板垣恵介先生の仕事部屋。
板垣先生は机に向かって執筆中。
私はその部屋の隅で『刃牙』を読んでいる。
そして「またセリフなげぇ〜」とか、作者本人がいるのに超失礼なことを言い放つ。

板垣先生が、ゆらりと立ち上がる。
「おい、立て…」

おもむろにこちらを向いた板垣先生の顔は、完全に範馬勇次郎だ。

(あ、やられる)

と悟った私は、覚悟を決めて立ち上がる。
そして、スッと右脚を内股に出し、両肘を締めて、拳を斜め上方に突き上げる。

「…ほう。三戦(さんちん)か」
と板垣先生。

「これが一番いいと思いましたので」
と私。

こやつ、どうしたものか…と考えあぐねるような表情の板垣先生。

ここで目が覚める。
目覚めて爆笑。
何やってんだ俺🤣

確かに、殴られることが確定していて、避けることも反撃することも許されないような状況ならば、三戦が一番いいかもしれない。

こんな夢を見たのも、寝る前に、YouTubeのみ武術学習第二弾として「三戦」をやり込んだからだな。

今「拳の握り方」を再度検証していて、各流派でどのように拳を握っているかを調べたかったため、空手の型の中でもよさそうな握り方をしている三戦をやってみようと思ったのだ。

やってみて、改めて三戦は大変価値が高いと感じると同時に、これは難しいぞ、と思った。

まさしく「南」の系統だ。
中国北派武術とはまったく別系統。
私にとっては、八極拳をYouTubeのみ学習したときよりもハードルが高い。
というより、直接の指導を受けずに正しくやることは無理っぽいと感じた。

ときに、三戦について調べていたとき、1年半前に清水希容選手が三戦の「息吹」の音が大きすぎて減点となった件を初めて知り、また別方向に考えさせられた。

https://www.excite.co.jp/news/article/TokyoSports_1483998/

「呼吸」をどう評価するか。これは非常に難しい。
呼吸は元来自然なものだが、自分の意志でもコントロールできるため、武術において「呼吸がどうあるべきか」というのは、簡単には定まらない課題だ。

私が調べた範囲では、三戦の「息吹」も、逆腹式呼吸で「吸い切る・吐き切る」という以外は、あまり細かいことは言われてないように見受けられた。
YouTube動画の「息吹」も、人によってみんな違っていた。

だから「息吹の音が大きいから減点」というのは、空手の型の評価としてどうなのか、という疑問は当然起こる。

ただ、「これは明らかに間違っている」というケースもある。
「息吹」の音を意図的に強調しようとした場合だ。

それこそ関根勤ではないが、「コオオオォォォ…」みたいな音を強調したら、それは明らかに違うだろう。

同じようなことは、形意拳や八極拳の「震脚」でも起こる。
「ズン!」という地響きがカッコいいので、それを強調してしまう。
震脚の音は「結果的に鳴るもの」であって「出すもの」ではない。

空手は門外漢なので間違っていたらご指摘いただきたいが、おそらく「息吹」も同じだと思っている。
息吹の音は「結果的に鳴るもの」であって「出すもの」ではないだろう。

だから「わざとっぽい息吹」はダメよ、という評価を入れるのはわかる。

ただ、「自然に鳴っている音」なのか「わざと出してる音」なのかを「国際大会や五輪の場」で「得点」として評価することが本当にできるのか。
様々な問題が起こるのではないだろうか。

清水選手は
「呼吸法を変えて疲労がたまりやすく抜けにくくなったといい、ドクターの勧めで耳鼻科や歯科医院の扉を叩いた。さらにCTを撮るなど、細かい検査も受けた。「ざっくり言うと鼻の通りを良くする治療」(清水)を継続的に行っており、伝統の呼吸音の修正へあらゆる手を尽くしている」

という状況になったとのことだが、どうでしょうかこれは。

私の目には、明らかに間違った方向に進んでいるようにしか見えないのだが、空手家の方々のご意見はどうでしょうか。

五輪のアマチュアイズムやオリンピズムはどこに行ってしまったのかという問題は、今後も議論されなければならないと思う。

いずれにせよ、私はアマチュアなので、自由に研究を進める。
「拳の握り方」については、また改めて…😊

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