見出し画像

ご先祖を探す旅 1日目

<これまでのおはなし>
40年前の写真を手がかりに、ご先祖のお墓を探す旅に出ました。
あてにしていた祖父母の家では、場所を特定するものが発見できず、とりあえず現地に出発しました。


現地のお友達H子ちゃんにお手伝いをお願いしているので、とある神社で待ち合わせー!
巨木とカワウソが見守る神社、ステキでした。

そして地域のミュージアムで情報収集。ボランティアガイドの方が展示を案内してくださり、地域の歴史を学んだうえで(←某Nゼミだ!w)お墓の手がかりを探します。

祖父は近隣の学校で先生をしていたのですが、ミュージアムではちょうど岬の小学校の校歌をテーマにした企画展をしていて、勝手にご縁を感じます!祖父の通った小学校はすでに廃校、勤務したことのある小学校に思いをはせながら校歌や校旗をながめました。

祖父の通った小学校

常設展では地域の自然・文化・歴史がたくさんの展示物とともに説明されていました。特に気になったのは石垣!この地域では特徴的な青い石で組まれた石垣がたくさんあるそうです。

祖父母の家は土手の下にあるのですが、ある年の夏訪れると、立派な石垣ができていました。聞くと、祖父がひとりで石垣を組んだそう!祖父もその土地出身だから石垣を組むのは得意なんだとか。いつも家の中で書き物や読み物をしていて静かなイメージだった祖父の、意外な得意技にびっくりしたのを覚えています。

ミュージアムの壁も石垣。独特の青石です。

お墓について、H子ちゃんのお友達の館長さんも一緒に検討してくださいましたが、特に手がかりは増えず。道路沿いにお墓が並んでいる道があるとのことで、たぶん道路から見えるんじゃないかな~という甘い期待を持って、祖父の育ったまちの周辺を車で走ってみることにします。

H子ちゃんの先導で、集落に近い道路をしばしドライブ♪
が、写真とは目線の高さがちがうー。
そしてどこ見ても同じような段々畑ー!(目印にならないw)

大きな道路は尾根の上と海岸沿いを通っていて、写真は中腹あたりから撮影されている感じです。地元の人しか通らない道に車で入っていくのは不安で、夕暮れも近いので翌日にリベンジすることにしました。
(H子ちゃん、おつきあいありがとうございました!)

宿に戻って、もう一度祖父の日記を読み返していると、お墓参りの1週間ほど前に当時泊まった民宿に電話をかけた記録がありました。そこには2つバス停が書いてあり、民宿に向かう途中でバスを降り、お墓参りをして、次のバス停からまたバスに乗る行程だったようです。

40年前のバス停!
Google先生に聞いてみると1つ目のバス停はすぐに見つかったものの、2つ目のバス停が見つからない・・・
そうだ!明日は図書館で古い地図を見てみよう!

つづく

この記事が参加している募集

#一度は行きたいあの場所

51,981件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?