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✍勉強記録①Climate Techについて_2024/08/10


Climate Techとは

なんで気になった?

直近の情報収集において、業界の方とお話する機会がありました。
もともと、気候変動についてや環境対策に関するニュースに関心がありましたが、現場の方の話を聞くことで、もっと知りたいと思いピックアップしました!

💡余談ですが、小学生の頃(2000年代後半?)にはじめて
「地球温暖化」というワードを聞いたと記憶しています。
学校の夏休みの宿題で、家の消費電力を記録したり、節電のために取り組んだことをレポートにするといった宿題があったのをおぼえています。
当時は正直、周りの大人もあまり気にしていなかった印象だったのですが、その時代からずっと問題視されている難しい課題なんだなと改めて認識しました。

どんな業界?

そもそもの「Climate Tech」とは何か、から調べてみました。

クライメートテック(気候テック)とは世界的な気候変動の問題を解決するため、CO2排出量の削減や地球温暖化の影響への対策を講じる革新的なテクノロジーのこと

出典:アスエネメディア

ひとことでこういう業界・こういう技術と呼ぶのは難しいらしく
様々な観点で気候テックを展開する企業がありました。
同じくアスエネ社が展開するカオスマップがありました👀

電気とくくっても、発電・蓄電など細かく分かれていたり、
燃料輸送、炭素回収・利用など分野は多岐にわたります。
カオスマップにもあるように、EVの分野もそうですし、
気候変動リスク分析という切り口でウェザーニューズも入ってきます。

EVの分野は大企業のトヨタなどもイメージが強いですが
話題のエネチェンジもこの分野のリード企業という認識です。

注目されている背景

特に欧州から注目が広がったという記事もみましたが
法規制も強まっており、世界中で国際基準に応じた企業のCO2排出量削減の必要性が加速しているそうです!

日本国内においても、後述のカーボンニュートラル達成に向けて各企業の取り組みが注目されています。投資対象の観点でも。ESG経営に取り組んでいるかといった観点が加わり、より加速が見込まれています。

2021年時点で、気候テックの投資額は308億ドルとされており、
世界中で確実に市場が拡大している状況です。

Climate Techの歴史的背景

2010年頃:クリーンテック

当初、注目されはじめたのはクリーンテックというサービスだそうです。
簡単にいうと、再生可能エネルギーの開発と利用、省エネルギー技術の導入、廃棄物管理の改善など、今では当然のように推進されていることについて、およそ初めて触れられたサービスだったようです。

2050年目標:カーボンニュートラル

上記をさらに、幅広い分野に広げ、
かつ世界規模で取り組まれているのが現在です。
世界では、事業からの直接的収益が年間10億ドルを超えるような「グリーンジャイアント」と呼ばれる企業が現れ始めているとのこと👀

日本で2050年を目標に掲げられたのがカーボンニュートラル。
平たくいうと、出した分と同じ分吸収するか除去する働きをして、
実質の排出量を0にしようという考え方です。

個人的に「カーボンクレジット」は画期的だなと思っていて
吸収や除去を目的とした企業に対して対価を支払い、
どうしても対応できない分を「買ってもらって」帳尻合わせをするというものです。双方にとってメリットがあるし、結局排出量は減らせているということになるので、とても良い仕組みだなと思いました!

カーボンニュートラルの達成をしないといけないのは
世界で、気候変動による経済リスクが注目されているからです。
少し前にニュースになった、大規模な干ばつや、国内でもわかりやすく台風や季節外れの大雨などで農作物に影響が出ています。
そうすると農作物の出荷量が減るので値段が上がり家計にも影響しますし、出荷量が減るということはそれらを運んでいた企業に対しても少なからず影響が出ていきます。

こういった損失を減らすためにもカーボンニュートラル達成は必要です。

参考企業(アスエネ株式会社)

どんな企業?

アスエネ株式会社
・2019年設立
・主な事業内容
CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」
持続的なサプライチェーン調達のためのESG評価クラウドサービス「ASUENE ESG」
カーボンクレジット・排出権取引所「Carbon EX」

マーケット競合

  • 株式会社ゼロボード

    • GHG(温室効果ガス)排出量算定・可視化ソリューション「Zeroboard」の開発・提供

    • サステナビリティ経営に関するコンサルティング

    • ユーザーコミュニティ「All Aboard!」の運営

  • e-dash株式会社

    • CO2排出量可視化・削減サービスプラットフォーム「e-dash」の開発・運営を行う企業

    • アスエネ社同様、メディア事業も展開している

  • 株式会社ウェザーニューズ

    • 航海気象・海上気象といったサービスのほか、スポーツ気象・放送気象・トラベル気象など法人・個人問わずさまざまなお客様に向けた事業を展開

    • 気候変動リスク分析サービス「Climate Impact」

      • 💡祖業が航海気象・海上気象だったのは初めて知りました!どうしても天気予報アプリのイメージが強かったので勉強になります‥!

感想

1つの観点で「Climate Tech」といっても
様々な業界が絡むなと勉強になりました!
今回ピックアップした以外にも、脱炭素がさらに分解して、製造業だったり、食品系(フード・アグリテック)の観点もあり興味深いです‥!

我々の世代は今後の地球ともっとも長く一緒に過ごす大人たちになると思うので、次世代が困らないよう、地球が今後も残るように、大げさではなくしっかりと対策をしていかないといけないんだなと改めて感じました。

データ管理やデータ予測の観点では、やはりテック企業全体にいえますが
エンジニアの重要性が高いと思うので、
サービスのUIや、AI活用などが重要になっていきそうですね👀

次回は、自分が2~3年前に本を読んでとても興味を持った
「フードテック」についてもう少し深堀して勉強したいと思います!


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