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好きな言葉いろいろ。

人それぞれ、なんとなく好きな言葉とか言い回しがあると思う。
自分の伝えたいニュアンスにぴったりくる言葉を使えたときってなんとなく気持ちいい。

人に説明しても伝わらないかもしれないけど、書きたいから書く。
noteってそういうの躊躇せず書けるからいいよなあ。

・閑話休題(かんわきゅうだい)

話はかわりますけど…というとき文面に突如現れるこれ。
この画数の多さよ。黒々とした字面。存在感抜群。
この堅苦しく見える言葉が、意味と見た目の雰囲気も相まって、ちょっと横道に逸れた話題を引き締めてくれるように思う。
ぼんやりした味のトマト煮込みに隠し味の醤油をほんの少し入れる感じ。
ああ、この例えは絶対に伝わらないとわかっている。
トマト煮込みに醤油は試してみてほしい。美味しくなります。


・辿辿しい(たどたどしい)

音が最高。
1歳半の子どもの足音かよ。危なっかし気に歩いてる様子が想像できちゃう。
意味と音のイメージが一致して未熟な感じがすぐ伝わる。
しかも批判的なニュアンスが薄いもの良い。温かい目で見守ってるときに使う感じで、ほんわかしてて平和。
ぜひ声に出して使いたい日本語。文面にすると良さが半減されるように思う。


・ビタミンカラー

言葉の成り立ちとか背景が面白いなと思う単語。
明るいオレンジとか、黄色とか、ライムグリーンとか、柑橘類の色に多いビビッドな色。
柑橘類にはビタミンという意味はないのに、ビタミンカラー。
ビタミン=ビタミンC=柑橘というわりと乱暴な成り立ち。
ビタミンって色々あるのに、あえてのビタミンC。
私はビタミンBが好き。疲れた時は豚肉食べましょうね。ビタミンBたくさん入ってるから。
それはさておき、ビタミンと言われて一様に柑橘類に多い色を思い浮かべる我々に、いかにビタミンC=柑橘類というイメージが定着しているかがうかがえて興味深い。
飲料メーカーやサプリメントメーカーの色使いの影響もかなりあるんだろうな。
いちごだってたくさんビタミンCを含んでいるのに、ビタミンカラーで赤色を思い浮かべる人はほぼいないし、いたとしてもかなり捻くれている。
いちご、残念。


個人的になんとなく好きだなあ、気になるなあ、という言葉を並べてみた。
これがエモいってこと…?(違うかもしれない)
エモい、の使い方がいまいち掴めないので、使いたいけれど使えない。
ので、ここで敢えて使ってみた。
日常会話で意気揚々と言ってから、若い子に違いますよ~って指摘されるのが怖いアラサーなお年頃。
エモいはやめます。
いとおかし。

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