※注意　子猫画像あり

私がTNRをはじめた理由6

さて、妊婦？野良猫にベランダを貸した翌朝。
我が家の子供たちは早速、猫に挨拶。

すると、(´･_･`)こんな顔で戻ってきました。
「ねこちゃん、おこってた」

怒ってた？あの人懐っこい猫が？
……ま、まさか？！

ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン！！！！

産まれてしまいました。／(^o^)＼

深夜まで悩んで悩んで練りに練った作戦は何だったのか･･････
ひーふーみーー５匹ですね。
思いのほか多いです。
初産っぽいし、お腹もそこまで大きくは見えないし、３匹くらいかな？
なんて予想は甘かった。
一応、私には威嚇はしない様子。
「赤ちゃん見せてー」とダンボールをめくると嫌ーとウロウロはする。

うーん･･････どうするの？この子たち？？
まぁ、産まれてしまったのは仕方がない。

この世に生まれて、おめでとう！

それにしても、このママ猫は本当に切羽詰まってたんだな。
後でエサを買いに行って与える（しかない）か･･････
野良猫にエサって･･････えー
夫に報告するとめんどくさそうな顔。こっちだって同じ顔だわ。

さて、産まれてしまったので作戦替え。
実は夜中のうちに１件、格安で野良猫の不妊手術をしてくれる病院を見つけていました。

それがこちら

いながき動物病院　鹿嶋分院（現在閉院）

月に１回６６００円（ワクチン込み）で野良猫の手術をしてくれます。

こちらの病院へ２か月後の予約を取るために窓口へ電話。
その窓口になっていた先が　けいせつ基金　というところでして、
これから先々お世話になり続けることになります。（ほんと拝むくらい）

まず予約に際しまして、こちらの状況を説明しました。
「野良猫がベランダで子どもを産んでしまったので、２カ月先に母猫と子猫５匹分の予約をお願いしたいが、子猫は今後里親探しをしたり、死んでしまったりして減るかもしれないうんぬん」

それに対して数が減るのを了承してくださった上で、ひとまず予約を受け付けてくださり、更に注意事項などの説明を受けました。

そこで、ふたつ気になった部分が。

「飼い猫の手術は受け付けていません」

これはTNRという、あくまで野良猫の手術を格安でするというものなので、
まったく不満があるわけではないのですが･･････

私、これから、この母猫にエサをあげようと思っているんだけれども、
これは　飼っている　という状況ではないのか？？ということ。
我が家のベランダに、
わざわざダンボールを用意してあげて、
更にはエサまであげるだなんて、これは飼っているのではないのか？？
勿論、私は猫を飼いたくてこんなことをしているわけではないんだけど、
どちらかと言わなくても大迷惑なんだけれども、
この状態で、野良猫です！と言えるのか？？とドキドキしてきました。
（※注　このときは知らなかったのですが、この状況でも野良猫と言えるようですし、手術後にエサを与えず餓死させることになってしまうというのは動物福祉上大変問題があり、よろしくないとのことです

そしてもうひとつ

「譲渡予定の猫の手術はできません」

？！
私はこの子猫たちを誰か飼ってくれないかなぁとこれから探すところなんだけど、それができなくなるということですよね？？
譲渡が先に決まれば問題なく、手術はその分キャンセルすれば良いとのこと。
しかし、手術後に譲渡はできなくなるというわけですね。

と、ここでけいせつ基金さんからひとこと

「最近、地元の動物病院さんから、耳カットのある猫を病院へ連れて来る人がいる　という話はあります。それは、良いことだと思っています。
本来ならば病院へ連れて行ってもらうことのない野良猫が、どこかで拾われて、病院へ行くことができる。これは誰のデメリットにもならない」

つまり、私が元々譲渡するために子猫を手術してから譲渡するのは問題があるけれども、その手術済みの子猫が勝手に拾われてしまうのは悪いことではないということですね！！！！！
しかし最悪６匹が我が家のベランダでニャーニャーし続けると･･････
いやいやいや、エサ代だってバカにならないし、
とにかくこの賃貸アパートのベランダで無理無理無理無理！！！
誰かが拾ってくれるのを待つとか無理がありすぎる！！
とりあえず予約を６匹分して、すぐに里親探ししないと！！（必死）

ひとまずは猫好きだったり、神栖市在住の知人（少ない）にライン送信。
あとは、エサやりのおばあちゃんに報告！！見てー！（叫　ってね。
すると、
「上の階の猫おじさんくんに相談すると良いわよ」
猫おじさん？
！！　そうです、あのヤンママ野良猫に餌付けをしていた、もう一人。
「彼は猫大好きみたいよ。あとで声かけてあげる」
さすが生き字引！！アパートの主！！
あいさつ程度しかしたことのない猫おじさんと繋いでくれることに！

この猫おじさんとの出会いが幸運と更なる波乱をも呼ぶのでした。

つづく