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Calculable Risk Takerとは何か? 起業、新規事業に必要な考え方の一つ。

昔、留学しているときCalculable Risk Takerという言葉を教わりました。Calculableを「計算ずく」と訳すと、ぜんぜんいいと思いませんが、一か八かではなくちゃんと考えましょうということ。
ビジネスプランを見ていると、どんなにいい条件、ベストシナリオでも、採算が合わなかったり、事業が成り立たないものがあります。確率が低くても、ある条件で成立するのであれば、それは自身の能力や分析の上での選択なので、Calculable Risk Takeだと思います。
通常の経営上のDecisionも決定支援のための分析や検討を行って最後の最後は、自身の判断です。
新規のこと、起業は、より自身の判断の部分が大きいと思います。どこまで、計算するか予測するかもあわせて、起業家のセンスだと思っています。

かなり以前、ある有名な起業家のこの言葉を言ったところ、びっくりするぐらい拒否反応を示し、私も参加していたセミナーで、わざわざこき下ろしたしていて、驚いたことがありました。
彼の起業というのは、大企業的な考えでたまたまうまくいったものだったので、そうなったのでしょう。(しかし、一度目は成功した方なので評価されるべき人です。二度目は大失敗で、半生は言い訳しながらでした)

大学などで起業学を教えたりしていますが、起業の精神を教えてるというよりも、起業家のように考え、起業に必要なスキルを身に着けることを目的としていますと明言しています。Calculable Risk Takerのその一環として学生さんに伝えています。



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