キャリアの棚卸とストーリーの作り方

*先日、知り合いになった人が経営者になりたい。と言っていました。その際に、起業でない場合は、経営者として雇われることが必要ということで、そのために話すストーリーが必要だよね、とアドバイスした内容を、丸めたうえで、掲載してみます。

なぜ、その仕事をしたいと思ったのか、どうして、そうなったのか、など、自分のキャリアが進んでいくとき、進めたいときに、自身にも、そのキャリアの提供元にも、話していくことが必要な場合があります。

その際ですが、ストーリですが、いきなり素晴らしいものとか、完成度の高いものを書こうとせず、まずは、がちがちの履歴書と職務経歴書を書かれることをおすすめします。
私は、転職しない人にもよく1年に一度は、キャリアの棚卸だからといって、職務経歴書を書くことをすすめています。
履歴書も職務経歴書も、ちゃんと書こうとして、書き始めると、どんどん書くことが出てくるはずです。
まずは、普通のことを書きつくしてみてください。
それを何度も見て、手直しして、自身のキャリアのベース資料を作ります。でも、決してうそを書いてはいけません。自身の成長のためにも、後々その書いたものが一人歩きした際のリスクのためにも。

そこから、なぜ、自分が求めるキャリアになりたいと思ったか、とつなげていくのです。
できれば、そのポジションや職業になって、何がやりたいかが、ある程度明確になっているといいのですが。

理屈がわからなくても、この流れで、考えていると、いろいろと伝えたいことが出てきて、ストーリーが出てくるはずです。
理屈で言うと:
・文字にして客観的にみるということ(コンサルがホワイトボードに書き出していくことと同じです)
・現状(自分のこれまでのキャリア)と目標(ポジションになる。または、ポジションになって何をやりたいか)のギャップを埋めることを考えるのです。通常に事業における戦略策定のプロセスで、ギャップを埋める手法のことを戦略と定義しています。要は、ストーリーは、目標に達するための現在の位置からの戦略です。
ものを考えるときは、空中戦で考えるよりも、紙に書き出したり、こんな風にフレームワークを意識すると進めやすくなります。
でも、まずは、余計なことを考えずに、職務経歴書を作ってみて、自身のこれまでやってきたことを整理することをやり遂げるとよいかと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?