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何を求めて山に登るのか〜ガスだらけの唐松岳、五竜岳縦走〜(2023/9/18)

山に登る理由は人それぞれ。100人いれば100通りの山登りがある。 今回の山行で、自分は何を求めて山に登るのかがなんとなくわかってきたような気がする。そんな登山だった。 はじめに常念岳に登って、登山の味を完全に占めてしまった。次にどこに登ろうか。 前回はピストンだったので次はちょっとだけレベルを上げて縦走に挑戦したい。唐松岳は初心者でも登りやすく、五竜岳への縦走路もそこまで険しくないとのことで、一泊二日で唐松岳、五竜岳を縦走することに決めた。 今回の工程で悩ましかったのは

    • 初めての北アルプス 常念岳(2023/09/01)

      筑波山に登ってからというもの、すっかり登山にハマって、大菩薩嶺、奥高尾縦走、塔ノ岳、御岳山縦走と東京近郊の低山で練習を積んで、そろそろアルプスに挑戦してもいいだろう(というか高山に登りたい!)ということで、北アルプスの常念岳に登ってきた。 タイトルには「初めての北アルプス」と書いたが、むかーし燕岳に登っているので正確には2回目である。ただし、それも15年以上も前だし、大人になってからは初めてなので、やっぱり気持ち的にはファーストタイムと言ってもいいのではないか。 初めての高

      • 真夏の奥高尾縦走(2023/07/08)

        気温30度越えの猛暑の中、陣馬山に登り、そのまま奥高尾を縦走してきた。 陣馬山というとあの白いモニュメントが有名で、東京で高尾山の次に登る山なら陣馬山あたりがいい、というのをどっかで聞いたことがあったので名前は知っていた。 陣馬山の隣には和田峠という自転車乗りの間では有名な峠があって、昔ロードバイクを嗜んでいた頃に和田峠には何回か登ったことがあった。その際に陣馬山の登山口を通っており、バス停にある陣馬亭の黄色い看板が印象的だったのを覚えている。 ルートスタートは陣馬高原下

        • 30代エンジニア、山に登る

          「人はなぜ山に登るのか」 イギリスの登山家、ジョージ・マロリーはそう答えたそう。 きっかけ2023年6月、急に思い立って山に登りたくなった。 自分は長野県出身ということもあって、山というものが割と身近な環境で育ってきた。家の庭から当たり前のように北アルプスの山が見え、360度山に囲まれた盆地で毎日山を見ながら生活していた。小学生の時には美ヶ原に登った。中学の時には燕岳に登り、初めて雲海とご来光を見て、その素晴らしい景色に感動さえした。ただそこから十数年、登山というものに

        何を求めて山に登るのか〜ガスだらけの唐松岳、五竜岳縦走〜(2023/9/18)