『スポーツビジネスデータ革命』前夜、データ活用で、スポーツはどう変わるか?
まだ道半ばで大した結果も出していない状態で、僕がやっていることを共有することが大変不甲斐ないのですが、このnoteがきっかけで一緒にお仕事できる先(フットサル施設さんやサッカー施設さんは是非お声がけください)が増えることを願って一部公開します。笑
元々はリクルートで新卒から4年ほどネットビジネス(新規事業)をやっていました。
簡単にリクルート時代に任せていただいていた仕事については以下のnoteにまとめていますので、ご参照ください。
そしてリクルート退職しまして起業し、新規事業開発
その新規事業をより早いスピードで成長させるために、事業ごとサッカードットコム株式会社へジョインし、現在は上場を目指して日々奮闘しています
新規事業で何をやっているか?
今回初めて公表しますが、
もともと自分の会社で開発していた事業である『FutPark』事業推進をしています。
https://futpark.me
あまりサービスの数字は出せないので、
半年前くらいの数字を採用すると月間でもある程度の規模のサービスになってきました(PVに意味はありませんが、規模感がわかると思いますので)
FutParkは簡単にいうと、
「サッカー/フットサル施設向けの予約管理システム」(SaaS)のプロダクトになります。
お客さんがフットサル施設を利用するときにこのサイトを通して予約します。
基本的に、僕とエンジニアの2人3脚で事業推進しており、エンジニアも優秀で素晴らしい仲間で、彼は開発を、僕は開発以外の全てを行なっています(営業・カスタマーサポート・クライアントサポート・開発計画作り・エンジニアのディレクション)
2019年の9月にクローズドリリースしまして、リリースから1年弱。
導入実績としては現在50施設ほど(全体シェアの10%程度)
会員登録数は約7万名程度。
ありがたいことにクライアントさんにもご期待いただき、導入施設数も順調に増えています。本当に感謝しています。期待に応えます。
本田圭佑さんの施設や宇賀神選手の施設などにもご縁をいただき、導入いただいています。
スポーツ施設への予約システム導入を通して何を実現したいのか?(対施設)
ではなぜ会社としてこの事業をやるのか?
それはまず僕が対施設で実現したいことは「スポーツの活動データの民主化」です。
例えば現状の競合のサービスだと、1個人の行動履歴を追うことはできません。
つまり、そもそもの自施設の会員は誰か?自施設のロイヤルカスタマーは誰か?どの顧客が離脱してしまいそうか?そんなことが全くわかりません。
理由はシンプルで「データが蓄積されていない」からです。
例えば、現状施設は顧客管理をエクセルで行なっている、あるいはそもそも行なっていないケースが多いです。
つまり、以下の図で言うと
・「6/1に予約した山田さん」のデータはそもそも蓄積しない
・「4/1に予約した鈴木さん」と「5/1に予約した鈴木さん」は同一人物だと判定できない
と言うようなことが起こります。
これの何が課題かと言うと、
施設が売上を上げていくためにアクションできない要因になります。
・「4/1に予約した鈴木さん」と「5/1に予約した鈴木さん」は同一人物だと判定できない
この例で言えばいわゆるリピーター客かどうかの判別ができないことになり、適切なマーケティング活動ができません。
上記は一例にすぎませんが、
「FutPark」はこのデータを蓄積することで施設が売り上げを上げていくためのアクションを可能にします。
例えば「FutPark」では以下のようなことが可能になります。
・顧客ごとの参加履歴の抽出
・VIPの顧客リストの抽出
・離脱リスト顧客リストの抽出(3ヶ月間の利用のない顧客リストの抽出、メール配信など)
・CRM施策(例えばVIP会員に限って特典メールを自動で配信)
上記のようなことを現状の施設で行うには
以下のように日付ごとの参加者リストをCSVに吐きだしてそれを比較する・・・と言う地獄のような作業が待っています・・・
そのため、僕が対施設で行おうとしていることは「データの民主化」。
施設が売り上げを上げていくために戦える土俵作りを行なっています。これが施設に対してやりたいこと。
スポーツ施設への予約システム導入を通して何を実現したいのか?(対マーケット、会社)
そして世の中に残したい価値としては「労働集約的なビジネスモデル」からの脱却。つまり、チャリンチャリンビジネスに挑戦しようと思っています。
そんな簡単な話ではありませんが、イメージを持ってもらうために簡略化して説明します。
FutParkの予約システム導入を通して、
獲得した顧客に向けて業界初の対Doプレイヤーの本格的なサブスクリプション型のビジネスモデルにチャレンジしようと思っています。これは、全く前例の成功事例がないので完全に未知。笑
つまり、月額課金です。
フットパークの会員数はデイリーでもかなりの人数で増えており、暫定的に会員数を30万人とします。
そこに対して値段は適当ですが、月額500円のサブスクを提供します。
これだけでもざっと月間で1500万の売上です(最初はこんなうまくいかないでしょう。w)
これがうまく行くと何が革命的かというと、
「寝てても稼ぐビジネスモデル」(=労働集約的なビジネスモデルの逆)をスポーツ業界で実現できます。
これの実現は僕がリクルートやめてあえてこの業界に入ってきた理由そのもの。
スポーツ業界はやればやるだけ。開催すればするだけのビジネスモデルを作ってきました。そしてこれは素晴らしいものです。
その一方で開催できないことで売上にならないということをこのコロナ禍で体感しました。
やればやるだけ儲かるモデルは、この非連続成長のチャリンチャリンビジネスとの相乗効果でさらに伸びます。
弊社としてはこの他にも素晴らしい事業を多く抱えています。
例えば、「高校サッカードットコム』です。
月間数百〜数千万PV規模の素晴らしいメディアです。
僕のミッションは、これらの事業を横串でつくサッカーのプラットフォームビジネスモデルの構築というものもまた別でありますが、まずはFutParkのチャリンチャリンビジネスをどう構築するのかに向け、今は動いています。
その一方で会社としては、現在上場に向けて資金調達も進めているので、事業計画づくりから、資本政策検討、投資家との面談も一応僕の守備範囲でやらせてもらっています。
未来はわかりませんが未来は作るものだと思っています。
何事もチャレンジそんな精神で業界初の取り組みを行っていきます。
また続報はおって。
スポーツビジネスを一歩でも前に進められるように頑張ります! サポートいただいたお金は僕の仕事のカフェ代にさせていただきます!