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あなたのキャリアアンカーとはー第2回キャリアストーリーを開催して

 こんにちは!法政大学キャリアデザイン学部1年の中野です。今回は第2回キャリアストーリーを開催しましたのでその時のことをお話します。今回のテーマに設定したのは「キャリアアンカー」です。法政大学キャリアデザイン学部て教授をされている児美川先生の書籍「キャリア教育のウソ」を参照しつつ、キャリアアンカーの大切さを考え、自身の大切にしたい価値観を考える場に設定しました。

どうしてキャリアアンカーが大事か

 さて、まずはこの点をお話しましょう。今回のセッションに参加してくださった方々には直接お話しましたが改めて考え直す場にしてみてください。

 従来行われてきた「キャリア教育」は「職業選択」の側面が強く表れています。実際にこのnoteを読んでくださっている方々の中にも、小中学校時代に担任の先生から「何になりたいの?」「将来はどんな仕事をしたいの?」とこのような設問が多く取られたのではないでしょうか。もちろん、ある職業を目標に日々生活していくことも重要ではあります。しかし、それを重視しすぎてしまうと、その職業に就けなかったときに、そのキャリアが止まってしまうという難点を持っています。ただし、実際にはキャリアは止まりません。では、どのようにすればいいのか。そこで重視されるのが「キャリアアンカー」という考え方です。

 「キャリアアンカー」は端的に言えば「大切にしたい価値観」に相当します。例えば、「他人のために尽くしたい」「緻密な計画を練って計画的に生きる」など様々あるでしょう。こうした「キャリアアンカー」のしっかりしている人は同時に「キャリアアダプタビリティ(適応能力)」も備えていると児美川先生は書籍の中でおしゃっています。

 国公立大学である京都大学を卒業した人や東京理科大学を卒業した人であっても40代で既に6回の転職を繰り返し行う人もいます。彼らには一体、何が足りなかったのでしょう。おそらく、職場への適応能力としての「キャリアアダプタビリティ」が欠けていたのではないか。時代は「学歴社会」ではありません。もちろん、学歴にコンプレックスを感じる人や、高学歴への執着が強い人も世の中には多くいます。決して否定はしません。ただし、実際を見てほしいと思います。本当に必要なのは学歴なのでしょうか。

キャリアアンカーを考える方法

 今回、前項の内容を踏まえて、参加者の方々にキャリアアンカーを考えて頂きました。さぁ、考えよ!では自分の価値観を振り返るにはかなり難易度が高いです。常日頃から自分自身のキャリアについて考え、「価値観の棚卸し」ならぬことをしていなければ到底不可能でしょう。今回使用した方法は「好きなキャラクターから考えるキャリアアンカー」です。これは法政大学大学院政策創造研究科で教授をされている石山先生からご教授頂いた方法です。

 何かを好きになるとき、そこには何らかの理由が生じています。その理由の中には自分にはないがキャラクターには有するものに対する憧れなどが含まれています。その感情・価値観を可視化し、見つめ直すことで大切にしたい価値観を客観視する内容です。今回は実際にブレークアウトセッションに分けて実施しました。私はこのセッションを以前、石山先生が私の母校で教壇に立ちオフラインで実施し合ことがありましたが、オンラインでの実施は初めてでした。ですので、かなり不安がありました。

第2回開催を終えて

 実際に、全てのブレークアウトセッションに参加させて頂きました。参加して頂いた皆さんがとてもいい顔をして話していたことが私にとってはとてもうれしい事でした。中は、進度が早く時間を持て余してしまう班もありましたが、流石のキャリアデザイン学部だなぁと。SNSで繋がったり、他学部生に話を聞いたり、他大学の生徒に話を聞いたりとその場をそれぞれが有効に活用してくださいました。

 最後にあなたにとってのキャリアアンカーとはという問いかけに答える形でセッションを終了しました。これまではコンサルタントの中村さんを中心にセッションを運営していましたが、今回は中村さんは不参加。運営をしている大学1年生4人で回すことになりました。戸惑うことも多くあり、ご迷惑をおかけしてしまった事も多くあると思います。ただ、SNSでのアウトプットをして下さっているものを見ていると、よい意見が多くあり、感謝しています。

中野のキャリアアンカーとは

 ブレークアウトセッションを回っている中で多くの方とお話をさせて頂きました。その中で質問されたことなどに関して改めて回答をしたいと思います。

 まず、私のキャリアアンカーに関してですが、「誰かのためになることをしたい」「感謝されたい」「負けない気持ち」といったところでしょう。どれも重視している価値観です。このセッションを始めるきっかけもまたこのキャリアアンカーが大きく影響しています。「誰かのためになることをしたい」の具体化をした結果の1つです。皆さんも今回感じた大切にしたい価値観をもとに、具体的な行動を起こせるとなお良いのではないでしょうか。

 次に「怖くないのか」という話でした。ブレークアウトセッションを聴いていると何かするのが怖いという話をしていました。私も怖い。という話をしました。少々驚かれてました(笑) 実は私も怖いです。私は法政大学の付属校出身ですのでキャリアデザイン学部には30人、同じ高校から進学した人がいます。その人たちがどう思っているのか。調子乗ってると思われている可能性も大いにあります。日本人は性格上、誰しも他者の目を気にします。私もその1人です。周囲からどう思われているか日々、恐怖です。ですが、それは言い訳とも捉えられます。何かをしたい反面、恐怖が勝る。恐怖を生むのは自身の心の中です。その恐怖に打ち勝つか、難しい課題ではありますが、そこに大きな差を生みます。

 他にも事後アンケートの中でこのセッションの今後の方向性に関するものがありました。これに関してはまたの機会にじっくりお話したいと思います。

今後の告知

 最後に告知をさせて下さい。私たちは、参加してくださる皆さんがよりよいキャリア形成を行えるような環境作りを行うことを目的に活動をしています。そのため、キャリア資本となりうるパソコンの使い方に関するセッションを行います。 

6月28日(月)19:00~20:00
オンラインパソコンカフェ#1「Excelの基礎知識」

7月8日(水)19:00~20:00
キャリアストーリー#3「プレ社会人になるためには」

 以上の2セッションを予定しています。是非、ご参加ください。詳細は中野のSNSでお知らせしますのでお気軽に連絡ください。以下に示しておきます。

 Twitter:@nakanakabo0414
 G-mail:ryo.nakano.6f@stu.hosei.ac.jp


 今回はセッションの記録noteですのでここまでにします。この企画もどんどん大きくなり、私としてもとてもうれしい限りです。皆さんの今後のキャリア形成のサポートになるようなセッションになっていれば幸いです。定期的な「価値観の棚卸し」をしてみると自分のやりたいことが見えてくるのではないでしょうか。

それではぁ~!


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