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Vintage furnitureが好きになった#22

こんばんわ。皆様映画「ミッドナインティーズ」観ました?
監督ジョナ・ヒルの半自伝的な映画になっており、
当時90sの風景やカルチャー(スケボーやゲーム)、
トレントレズナーが手掛ける音楽など非常に良かった。
また90分くらいに収まっている事も◎な青春映画。
是非見てない方は見てくださいね。40代50代は特に。


ミッドナインティーズ

今回はドイツのルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエと
バルセロナチェアのご紹介です。


ミス・ファン・デル・ローエ

ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(Ludwig Mies van der Rohe)は、1886年にドイツのアーヘンで生まれました。彼は石工業を営んでいた父のもとで育ち、職人としての技術と建築への興味を培いました。後に建築の道へ進むために、アーヘン王立工芸学校で学びました。

ミース・ファン・デル・ローエは、ドイツでの建築活動を通じて評価を得て、1920年代にはバウハウスのディレクターとなりました。バウハウスは、芸術と工業の統合を目指した革新的な学校であり、ミース・ファン・デル・ローエはその理念に大きな影響を受けました。彼のデザイン哲学は合理性と機能性に基づいており、シンプルで洗練されたデザインを追求しました。

1929年、スペインのバルセロナで開催されたバルセロナ万博会において、ミース・ファン・デル・ローエはドイツ館(パビリオン)の設計を手がけました。この建物は現代建築の傑作として知られており、ミース・ファン・デル・ローエの代表作の一つとされています。

バルセロナ万博会のために設計された「バルセロナチェア」と「バルセロナソファ」は、スペイン王国夫妻臨席用の家具として製作されました。これらの家具は、ミース・ファン・デル・ローエの合理的で洗練されたデザインの典型例とされています。特徴的なクロームメッキされたフレームと革張りの座面は、シンプルかつエレガントな印象を与えます。

また、ミース・ファン・デル・ローエのデザイン哲学の中で重要なコンセプトとして知られるのが「レス・イズ・モア」です。これは、「より少ないことはより豊かなこと」という意味であり、デザインにおいて不要な装飾や要素を削ぎ落とし、本質的な要素だけを残すことの重要性を表しています。

彼は「バルセロナ・パビリオン」など数多くの建築もあり、フランク・ロイド・ライト・ル・コルビジェと並ぶ巨匠とも言われています。

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