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2020年 2冊目『SDGsの基礎』

息子と雑談している際にSDGsの話になり、彼への私の説明があまりに薄っぺらくてシャレにならないと思い、手に取りました。


私の知識レベルは17のゴールと169の何かで構成されているんだっけ?
位の感じでした。

大人としてかなり恥ずかしい。
なぜできたのか?
なぜ大事なのか?
など基本的な所が分かっていませんでした。

まだまだですが
ポイントを書いておきます。

・SDGs
SDGSとは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」で記載された2016年から2030年までの国際目標です。

持続可能な世界を実現するための17のゴール、169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。

SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいるものです。

・MDGsとSDGs
MDGs2000年採択、SDGs2015年採択
MDGsはSDGsと比較すると、範囲が狭く、目標も低い
逆にいうとSDGsは、より広範で、理想的な目標設定(leave no one behind)

・2030年アジェンダにある5つのP
People:人々
Planet:地球環境
Prosperity:繁栄
Peace:平和
Partnership:連携

17のゴールは少し多いので、もっと括れないかという議論があった。
括るのはされなかったが、ここにその名残がある

・CSR、CSV、SDGs、Sustainabilityの整理
CSR:Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任→企業の社会対応力
CSV:Creating Social Value:共有価値の創造→Win-Win関係の構築(3方良し)
SDGs:Sustainable Development Goals :持続可能な開発目標→持続可能性の共通言語
Sustainability:持続性→世のため、人のため、自分のため、そして子孫のため
・SDGsコンパス(SDGsを導入する際の手順)

SDGsを理解→優先課題を決定→目標設定→経営は統合→報告とコミュニケーション

・ジャパンSDGsアワード
サラヤ:100万人の手洗いプロジェクト(ウガンダとカンボジア)出荷額の1%をユニセフに寄付
住友化学:SDGs推進製品を特定、それの社内外の啓もう
吉本興業:SDGsの発信に貢献(ピコ太郎など)
伊藤園:持続可能な生産と商品に貢献(茶畑から茶殻まで)

・日本の重点8項目
1あらゆる人の活躍
2長寿・健康
3成長市場、地域活性、イノベーション
4インフラ整備
5省エネ、気候変動対策、循環社会
6生物多様性、環境保全
7平和と安全、安心社会
8SDGs推進(政府一丸、官民協力)

・政府対非政府という対立概念を呼ぶNGOという言葉はなくなる
CSO:Civil Society Organization 市民社会組織

・SDGsは法的拘束力はない
しかし、欧米を中心にサプライチェーン全体に目配せをしだしている
過去、ユニクロの外国工場も問題を指摘された
※世界でベスト5くらいになるとチェックが入るとまことしやかに言われていたのを思い出しました。

・SDGs-wash
環境に配慮しているといっていながら、それは一部だったり、全体では負荷をかけている活動・企業をGreen washと呼ぶ。
同様の企業や活動をSDGs washと呼ぶ

リクルートの最後の仕事の1つで「人権」について考えることがありました。
ヨーロッパの人権と日本の人権は大きく違ったのを思い出しました。
同一労働銅市賃金の前提となる人権、ヨーロッパから見ると日本は発展途上国でした。

SDGsの中では、日本の存在価値は極めて小さいようです。

※中国の一部企業は本気で取り組み、大きな成果をあげているようです。
日本企業、どうしましょうね。

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