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2024年 30冊目『再起動 リブート 僕は4回死に、そのたびに復活した』

いやー起業のリアル、凄まじい話です。

フレックスファームを起業した斉藤徹さんのノンフィクション(一部名前を変えている登場人物がいる)です。

同社はダイヤルQ2ブームでマニアックなテーマで成功し、あっという間に月商1億円。

コンサル業務も請け負い順風満帆。

しかし、バブルと競合参入、加えてアダルトでの成功で

しばらくすると売上急降下

クレーム対策、資金繰り対策

口座差し押さえ、裁判への対応

そこに登場する巨漢コンサルタント

彼は、次々に難問を解決してくれる

彼への依存が高まる中、赤字なのに、彼への支払いはどんどん増加

家や高級車も準備せざる負えない状況に陥る

しかし、彼に頼らないと資金繰りもできない

自殺も考えたそう

しかし、自分の甘さに対峙し

売上の大半を占める事業を無償でその巨漢コンサルに譲渡を決定

裸一貫でテクノロジー主導の起業を創業メンバーと立上げ

フレックスファームは再生に大成功

VCからの投資も銀行からの融資も受け良い感じに復活

光通信の大プロジェクトも受注し、売り上げも安定

個人の借金も返済

時価総額100億円の未上場ベンチャーに

しかし好事魔多し

そこに金融危機が勃発

当然のように銀行からの貸しはがしで

また苦境に

銀行との長期戦を戦い

企業を売却

しかし、再度起業

それがループスコミュニケーションズ

良い感じで立ち上がるが、今度はリーマンショック

しかし修羅場を何度も超えてきた斉藤さんはめげない

必死に立て直す

その中で今後はソーシャルシフトになると発信

スーパーカスミの小浜会長が同社のソーシャルシフトのサポートを依頼

現在はソーシャルシフトの会という全国に7000人の仲間がいるコミュニティを作り、

そして、ループスのビジネスを広げている

従業員を幸せに、そして幸せな人が1人でも多くなる社会を作ろうとして

本当の話なのかと思うくらい

波乱万丈の物語

▼前回のブックレビューです。

▼新著『業績を最大化させる 現場が動くマネジメント』です。

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