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2016年 54冊目『シンプルだから、贅沢』

上質な日々が上質な人生になるのです、と帯にあります。
著者はやはり(笑)フランス人。

ソルボンヌ大学修士で、日米欧で教鞭をとっています。
日本のヨガ、禅、墨絵などの取得を通じ、日本の精神文化への理解を深め、シンプルな生き方を提唱しています。

ミニマリスト?と言うのでしょう。
必要最低限のものを周囲において生活をされています。
ただし、その一つひとつが著者にとって心地よいものなのです。

選択肢が多いほど幸福度は下がります。

過剰なものや情報が上質な生活の邪魔をします。

これを実践しています。

普段は自炊し、ときおり美味しいレストランで思いっきり食べたい料理に舌鼓を打つこと。

質の良い服を購入し、長期間愛用すること。
日頃は自宅エステでケアし、たまに週末、友人と温泉に出かけること。

贅沢とは、お金の奴隷にならないこと、借金を作らないこと、そして必要最低限の生活が保障された老後(安心のない幸福はあり得ない)、お財布の中身を気にせずにときおり小さな楽しみを味わえること。

日用品ほどグッドデザインのものにする。
それを使うことで、私たちにプラスのエネルギーが注入されると、それが積もり積もって私たちの日常の質を高めてくれる。

使うものを使い勝手の良い上質のものに取り替えることで、小さなイライラが消えます。
すると、イライラすることで無駄に消費していた私たちのエネルギーを節約できるのです。

和訳の文章が、少し読みにくいですが、たくさんの気づきを与えてくれる本です。

▼前回のブックレビューです。

▼新著『業績を最大化させる 現場が動くマネジメント』です。

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