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2016年 98冊目『戦国を生きた姫君たち』

25名の戦国時代の女性が5人ずつ「女城主」「危機を救った」「愛と謎と美貌」「才女」「想いと誇りに殉じた」と5分類されて説明されています。

あっと言う間に読めます。

25人中、私自身がよく知っていたのは7人
1山内一豊の正室 千代
2豊臣秀吉の正室 ねね
3織田信長の正室 濃姫
4浅井三姉妹の次女 お初(常高院)
5豊臣秀吉の側室 淀君
6細川忠興の正室 細川ガラシャ
7織田信長の妹  お市の方  

名前を聞いた事があるのが2人
8前田利家の正室 まつ
9徳川家康の側室 阿茶局
ですので知らなかったのが16人になります

「女城主」
1井伊直政の養母 井伊直虎:男性名を名乗り生涯独身。井伊家を守り抜いた影の立役者。戦国のリボンの騎士と呼ばれている。

2吉岡鎮興の妻  妙林尼:女性や農民だけで薩摩軍を16度撃退。用意周到な策略で夫の仇を討った謎多き女城主

3織田信長の叔母 おつやの方:岩村城女城主。武田と戦い、織田を裏切って敵大将と結婚。呪詛を吐きながら信長に処刑された美女

4二階堂盛義の継室 大乗院:家族を亡くした後投手を継ぎ、甥伊達正宗に籠城戦で徹底抗戦した女城主。

5立花宗茂の正室 立花闇千代:7歳で女城主に。夫と島津軍の猛攻に耐えるも、列女ゆえに夫はすれ違い。
「危機を救った」

6直江兼続の正室 お船の方:お家騒動、信長の越後侵攻、改易の危機と減封、上杉家を支えた社交上手な女執政。

7真田信之の正室 小松姫:徳川家康の養女。関ヶ原の戦いで敵味方に分かれた真田家を陰で支え続けた姫君。
「愛と謎と美貌」

8長宗我部元親の側室 小少将:美貌と色気を武器に4人の武将を次々と狂わせ、阿波を混乱に陥れた魔性の女。

9伊達正宗の生母 義姫:敵対する伊達家に嫁ぎ、実子毒殺未遂事件を起こし、激しい気性から「悍婦」の異名をとった姫君。

10武田信玄の側室 諏訪御料人:父を殺した信玄から寵愛を受けた薄幸の佳人。息子に諏訪家最高の望みを託した謎と神秘の姫。

11武田信玄の六女 松姫:武田、織田の政略結婚に翻弄され、一度も会えなかった婚約者織田信忠への純愛を貫いた姫君。
「才女」

12伊達正宗の教育係 喜多:正宗に帝王学を教え、独眼竜へと育て上げた乳母。晩年は真田幸村との縁を持つ謎多き才女。

13真田家ゆかりの才女 小野お通:諸芸百般に通じた戦国末期最高の教養人。

14今川義元の生母 寿桂尼:今川4代を補佐。分国法の制定にも関わり、今川家の黄金期を築きあげた駿河の尼子台。
「想いと誇りに殉じた」

15瀬戸内のジャンヌ・ダルク 鶴姫:大内軍を3度撃退した瀬戸内海大三島の宮司の娘。戦後、亡き恋人をおって18歳で入水自殺。

16北條氏邦の正室 大福御前:秀吉の小田原攻めで開城し、夫と離れ奴婢として売られ、その後仏門に入った後自刃した悲しき姫。 

おもしろいですよ。

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