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2016年 47冊目『世界トップ企業のAI戦略』

面白かったですね。

1章で人工知能ビジネスの全体像を把握し

2章以降で 農業、ものづくり、自動車、住宅、医療についての産業のアウトラインとメインプレイヤー、キープレイヤーの概要が記されています。

アウトラインが基本的に同じフレームで記されているので分かりやすいです。

動作系、認識系、制御系、情報系、サービス系と言う5つの矢羽と想定顧客(提供価値)というフレームです。

日本企業では、

・農業:日立造船、日立製作所、ヤンマー、スタンシステム

・自動車:トヨタ、日産、本田

・住宅:東芝、ソフトバンク、シャープ、三菱電機

・医療:富士フィルム

と12社が取り上げられています。

この分野についての門外漢の方が全体像をつかむのには最適かもしれません。参考文献も豊富ですので深読みも可能です。

しかし、すごいのはやはりGoogleです。自動車、住宅、医療ではメインプレーヤーとして取り上げられていて、ものづくりとしてもキープレーヤーとして取り上げられています。

それ以外ではアマゾンがものづくりと住宅のキープレーヤー。IBMが医療のメインプレーヤーとものづくりのキープレーヤーとして取り上げられています。

軽く読めて、共通フレームなので頭に入れやすいです。

▼前回のブックレビューです。


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