2015年 61冊目『渋谷で教える起業先生!』
リクルートOBの黒石健太郎さんの本です。
黒石さんは中尾塾のOBでもあります。
サイバーエージェントの藤田さんが出資され、帯にも推薦文を書かれています。孫泰造さんも推薦文を書かれています。大学生向けに起業塾をしている黒石さんの取組みや、そこから生まれた起業家、教えに来てくれた起業家の話が載っています。もちろん黒石さん自身の企業の話も載っており、これからたくさんの学びがありました。
起業する割合は、日本はアメリカに比べて4分の1程度。韓国に比べると半分程度の3%。しかも大学生時代に起業した割合は1%以下。
一方で、起業して成功している人の30%が学生時代に起業経験があります。そこで、学生に起業するスキルをつけて選択肢を広げようとしています。
また、サラリーマンの最大の給料は2000万円程度、平均は400万円代、最低は2ー300万円。一方で生活補助を受けても最低賃金程度(以上)は貰えます。
一方で起業した場合、最高は孫正義さんの数十億円、最低は同じ。平均は、サラリーマンより少し多いくらい。そう考えると、最高額の可能性がある起業はどうですか?と言う論理です。
分かりやすいですよね。
ただ、怖いなって思う人もいるかもしれません。
その感情のハードルを下げるために、実際に起業した人の例が複数載っています。起業塾では、実際に稼ぐことを重視するプログラムがあります。例えば、メルカリやヤフオクを使って1ヶ月15万円だとか稼いでみるのです。あるいは、学園祭で工夫をすることを稼いでみるのです。そして、「ふーん。アイデアを出すと案外稼げるんだ!」を感じられるようにするのです。
このできるかもしれないが大事なのだと思います。
早速、娘に手渡しました。今、読んでいるはずです。大学3年生の彼女の将来の選択肢に「起業」が増えると素晴らしいです。
興味がある方は、黒石さんの起業塾の無料の説明会があるのでご子息を行かせてみてはいかがですか?
起業塾の2人に1人が起業しているそうです。
黒石さんに聞くと、毎週3時間の授業と5時間程度のワークがあるそうです。
そのハードさも無料講座で実感できるそうです。
娘が興味を持つのかどうか楽しみです。
▼前回のブックレビューです。
▼PIVOTに出演しました。よかったらご覧ください。
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