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中野テルヲ流機材紹介 - オシレー隊編(2)

中野テルヲの音楽を構成する機材たち。その中から毎回ひとつ、中野テルヲ自ら紹介いたします。

オシレーター紹介シリーズ第2回目です。
第1回目はこちら:中野テルヲ流機材紹介 - オシレー隊編(1)

安立電気 MG426A発振器

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安立電気 MG426A発振器
製造年月 昭和52年8月

サイン波発振器。周波数帯域は10Hzから20(+10)MHz。帯域のセレクターと周波数ダイヤル(左からプリセット、調整1、調整2)で周波数を決める。調整1と2を組み合わせて微調整、平均律との差を調整するファインチューニングがここで可能。プリセットのダイヤル1~10には、1を基音とし2以降に整数倍の周波数といった倍音の列が順に並んでいる。倍音を楽しめる発振器、デモ動画では出力の後にフェーダー(RAIDEN)~ノイズゲート(MXR smartgate)を経由しルーパー(tc electronic DITTO LOOPER)へと送り倍音を徐々に重ね(合成し)ている。周波数を切り替える時にランダムに生じるコロコロしたアタック音が可愛く心地良い。WG-211型 1号信号発生器に対して「2号」と呼んでいる。パネルのデザイン、顔つきもこれまた良い。重さ11.7kgの1号に比べると5.0kgと軽量でコンパクト。

デモ動画

【MIDIノート名 / 周波数 / 音名 / 倍音】

●BAND 10-100Hz
1 =E♭-2 / 9.8Hz / ミ♭ / 基音
2 =E♭-1 / 19Hz / ミ♭ / 第2倍音
3 =B♭-1 / 29Hz / シ♭ / 第3倍音
4 =E♭0 / 39Hz / ミ♭ / 第4倍音
5 =G0 / 49Hz / ソ / 第5倍音
6 =B♭0 / 59Hz / シ♭ / 第6倍音
7 =C#1 / 69Hz / ド# / 第7倍音
8 =E♭1 / 79Hz / ミ♭ / 第8倍音
9 =F1 / 89Hz / ファ / 第9倍音
10 =G1 / 99Hz / ソ/ 第10倍音
●BAND 100-1000Hz
1 =G1 / 98Hz / ソ / 基音
2 =G2 / 197Hz / ソ / 第2倍音
3 =D3 / 297Hz / レ / 第3倍音
4 =G3 / 396Hz / ソ / 第4倍音
5 =B3 / 496Hz / シ / 第5倍音
6 =D4 / 593Hz / レ / 第6倍音
7 =F4 / 692Hz / ファ / 第7倍音
8 =G4 / 792Hz / ソ / 第8倍音
9 =A4 / 891Hz / ラ / 第9倍音
10 =B4 / 989Hz / シ / 第10倍音
●BAND 1-10kHz
1 =B4 / 996Hz / シ / 基音
2 =B5 / 1995Hz / シ / 第2倍音
3 =F#6 / 2998Hz / ファ# / 第3倍音
4 =B6 / 4002Hz / シ / 第4倍音
5 =E♭7 / 5004Hz / ミ♭ / 第5倍音
6 =F#7 / 5994Hz / ファ# / 第6倍音
7 =A7 / 6994Hz / ラ / 第7倍音
8 =B7 / 7999Hz / シ / 第8倍音
9 =C#8 / 9000Hz / ド# / 第9倍音
10 =D#8 / 9989Hz / レ# / 第10倍音

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