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中野テルヲ流機材紹介 - オシレー隊編(1)

中野テルヲの音楽を構成する機材たち。その中から毎回ひとつ、中野テルヲ自ら紹介いたします。

「サイン波の魔術師」なるキャッチコピーがつくほどに中野テルヲの楽曲中で多用されているサイン波。そのサイン波を生成する装置が、オシレーター。最近はライブステージでも「オシレー隊」と呼ばれて活躍しています。
まずはオシレーターの紹介からしてもらいましょう。(運営スタッフ)

安立電気 WG-211型 1号信号発生器

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安立電気 WG-211型 1号信号発生器
製造年月 昭和59年9月

主に無線機や受信機の試験用として信号を発生する機器。サイン波発振器を搭載。ダイヤルで周波数を選び発音。演奏には電鍵と組み合わせることが多い。ライブではもちろんのこと、音源としてはアルバム『Pandora Autoload』に収録の「Pandora Autoload」「Summer」「3rd」のソロパート等にフィーチャーされている。ダイヤルやメーター類は同アルバム、アートワークのコラージュ素材としても使用した。音程が平均律からは微妙に外れているところやハムノイズが混入するところは特性と仕様であるし、何よりもパネルのデザイン、その顔つきが良い。

デモ動画

【周波数】
297Hz / 395Hz / 494Hz / 594Hz / 789Hz / 994Hz / 1486Hz / 2085Hz / 2370Hz / 2968Hz / 3372Hz / 4950Hz / 5954Hz / 7941Hz / 9923Hz / 11.955kHz
※周波数カウンタ VICTOR VC3165 HIGH RESOLUTION COUNTER にて実測
【MIDIノート】
D3(+19) / G3(+13) / B3(+0) / D4(+19) / G4(+11) / B4(+10) / F#5(+7) / C6(-7) / D6(+15) / F#6(+4) / A♭6(+25) / Eb7(-10) / F#7(+9) / B7(+8) / Eb8(-6) / F#8(+16)
※カッコ内は平均律に対する実音の周波数差(Hz)
【音名】
レ / ソ / シ / レ / ソ / シ / ファ# / ド / レ / ファ# / ラ♭ / ミ♭ / ファ# / シ / レ♭ / ファ#

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